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Monday, June 14, 2021

フィックスとは? 3つの意味をくわしく解説! 類語・対義語も覚えておこう - マイナビニュース

最近ではビジネスの場だけではなく、日常会話でも使われる「フィックス」。何気なく耳にするので分かっているつもりでも、正しい意味を理解できていない方は多いのではないでしょうか。

この記事では、ビジネスで使われる「フィックス」の意味について例文を使って解説します。また、似ている言葉とその違いも紹介するので、関連する言葉も一緒に覚えておきましょう。

フィックスとは?

フィックスは英語「fix」を語源とする外来語で、固定する・明確にする・調整する・決める・取り付ける、などの意味を持っています。IT業界では「修正」、建築業界では「固定」の意味で使われるなど、使用される分野やシーンで意味が少しずつ変化するため注意しましょう。

フィックスのビジネスシーンでの意味

フィックスは一般的なビジネスシーンで使われる時は、多くの場合が「確定・調整・修正」の意味で使われています。プロジェクトや事後企画の決定には、何度も修正や変更されるものが少なくありません。具体的には、それ以上の修正変更がなくなり、完了した時に「フィックスした」と使われます。

また、「確定・調整・修正」といった3つの意味にあった使用場面があるので、使い分けできるようにするとよいでしょう。

フィックスの使い方

具体的なフィックスの「確定・調整・修正」の使い方について、例文を使ってそれぞれの会話・使用例を紹介しますので、使い分けるイメージを掴みましょう。

フィックスの例文:確定

たくさんのメンバーで作り上げた企画やプロジェクトを最終決定させる、という意味でフィックスが使われます。ほとんどの仕事はたくさんの人が関わり、行程や経過があるので、重要な企画や案は段階的に内容を練り、詰めていく方法が一般的です。

例えば、担当者が企画を考案し、関係者やリーダーが調整、さらに検討・修正することで最終確定したものが完成した企画や案になります。このように関係者の共通認識の上で最終確定させることを「フィックス」として使います。

この前企画会議ででた案は、フィックスしましたか?

フィックスの例文:調整

調整の「フィックス」には、スケジュールや場所・人や内容も含めた調整の意味があります。ビジネスでは大半の仕事が複数人で行われ、一定の作業期間や締め切りが設定されています。人や仕事のスケジュールの調整をするときにも「フィックス」は使うことが可能です。

A社との商談の日程がフィックスしました。

フィックスの例文:修正

ビジネスシーン、特にIT業界では「修正」の意味でフィックスが使われることが多いです。プログラムやアプリ、システムに問題や不具合が発生した場合、その問題や不具合を修正することを「フィックス」と表します。

また作業や仕事の最終修正が完了したかどうかをフィックスしたかどうかで聞く使い方もあります。ここでいう修正はただ間違いを修正するという意味ではなく、仕事の内容や質、完成度を高めるという意味で使われます。「修正完了=仕事の完了」となるのがビジネス的な修正で使われるフィックスの意味です。

今朝起こったシステムの不具合はフィックスできています。

フィックスの類語と似ている言葉

フィックスの類語「ディサイド」「スペシフィック」と、似ている言葉「バグフィックス」「FIX」について解説します。

ディサイド

ディサイド(deside)には「決着をつける・判決を下す・決心する」というように物事について判断するという意味があります。フィックスは物事をある場所に配置するイメージですが、ディサイドは物事を白黒はっきりさせるイメージです。

ビジネスで活用する場合は、顧客や市場の収集したデータを活かせるかどうか判断する場合に「ディサイド」が使われます。

スペシフィック

スペシフィック(specific)には「明確な・具体的な・特定の」という意味があります。特定の時間や場所、その物事に対して明確さを求める場合に使われます。スペシフィックは特定の場所に存在しているものを指すイメージが分かりやすいです。

バグフィックス

バグフィックス(bug fix)はIT業界で使われる用語です。ソフトウェアの「バグ(ソフトウェア内に存在する不具合や問題のこと)」を修正する意味で使われています。「バグ」はそのままにしておくと、誤差動の原因になったり、保安上の弱点になったりするため、修正が必要です。

対象はソフトウェアや仕様書に対する修正に使われており、「バグ」を修正すること自体を「バグフィックス」といいます。また、修正が終わり完了したものを「バグフィックス版」という言い方もされます。

バージョンアップやアップデートとは異なり、新しい機能を追加したり、改良はせず発見された問題の解消や品質向上をしたりすることがバグフィックスの意味になります。

FIX

英語「FIX」の意味には「取り付ける・固定する・決める」があります。金融業界や建築分野、映像分野でも「FIX」が使われますがそれぞれ意味が異なるので注意しますしょう。

●金融業界
FX(外国為替証拠金取引)で値決めのことを「FIX」や「FIXING」と表現します。

●建築業界
開閉できない、採光のために用いられるはめ殺しの窓のことを「FIX窓」と呼びます。

●映像業界
画像とカメラを固定して撮影する方法を「FIX」と表現します。

フィックスの対義語「ペンディング」

フィックスの対義語「ペンディング(pending)」の英語の意味には、「宙ぶらりん・未決定」があります。ビジネス用語として使われる「ペンディング」には英語の本来の意味から派生した「見送る・保留」という意味で使われることがほとんどです。

具体的には、プロジェクトなどの課題解決のために、一度中断・先送りにすることを選択する場合に使われます。中止することでなく、あくまで「先送り」することであることに注意しましょう。ある理由で課題が残された、宙ぶらりんの状態を指しています。

フィックスの3つの意味を使い分けよう

フィックスはビジネス用語で使われる場合、大きくは「確定・調整・修正」の3つの意味を持っています。ビジネスシーン以外にもIT業界や建築業界・映像業界でもよく使われている言葉です。

さまざまな分野やシーンで使われているため、正しい意味や使い方を理解する必要があります。フィックスの類義語や似ている言葉と合わせて覚えておきましょう

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