TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。3月31日(水)のお客様は、チュートリアル・徳井義実さんとヒコロヒーさん。ここでは、お笑い界にいる2人が感じる“ジェンダー感”について、熱くトークをしました。
◆「わりと過剰に包み込みすぎているのかな」(徳井)
徳井:今世間ではね、ジェンダー的な問題とかさ、その辺の意識がどんどん変わってきたりしている風潮がすごいあるやん。それはそれで全然いいと思うし、社会全体のことは俺もそんなに詳しくないし、難しい問題やったりもするんやけど、お笑い界でもそういうのってあるやん。女性芸人さんの立ち位置みたいなのも徐々に変わってきたりとか。 ヒコロヒー:そうですね。 徳井:そういうのって、女性の芸人さん自身はどういうふうに見てるの? ヒコロヒー:これは本当に私個人の考えなんですけど。私、わりと番組とかで「女芸人を雑にイジりすぎじゃないですか?」みたいな発言をしていたりして。でもそれは、自分が10年間やってきてずっと思っていたことで。例えば、私が芸人を始めたときは、作家さんとかが「おっぱいちっちゃいな」とか「最近いつセックスしたん?」みたいなことを普通に聞いてきて。私は“キモ~、鬱陶しい”みたいな気持ちでいたんですけど、そのときの女性芸人さんの方たちは一生懸命、健気に「2週間前です」みたいに返して変なウケ方をしてる、みたいな。 でも「(その会話で)笑ってるのおっさんだけちゃうの?」ってことをずっと言っていたら、それこそ男性の先輩方から「女芸人をどうイジっていいか分からん」みたいな空気をすごく感じて。 結果私は、こう言っておいてあれなんですけど、イジっていただくのは別にありがたいので、なんでも言っていただいていいんですよ。だけど最近、先輩がイジってくださってもスタッフさんが気を遣って笑わなかったりとかして。 だから最近は「女芸人にそういうイジりをする人は今いないですよ、私はありがたいですけど……」みたいなのをちょっとずつやることによって、“女芸人ってかわいそう”ってならないように締めているというか。うーん……だから、めちゃくちゃ難しいですよね。 徳井:これ難しいよね、俺もそう思うねんな。昔は容姿をイジったりとか、それこそ綺麗な女優さんで振って女性芸人さんで落とす、みたいな。それが当たり前な感じでずっとあったので、なんでもかんでもオッケーは、やっぱり違うっていうのはあるし。そういうのがあまり気持ちが良くないなっていう人は、全然受け付けなくてもいいと思うし。 ヒコロヒー:そうですね。 徳井:でもそういう空気感がさ、わりと過剰に包み込みすぎているのかなっていうのもあって。 ヒコロヒー:そうですね。ザ・過渡期みたいな感じですよね。 徳井:そうだね。定まってない感じね。 ヒコロヒー:そうですね。カチッとなってない感じはすごくあります。
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