
問題は、アストラ製ワクチンの接種から外された30歳未満の対象者に代替接種するワクチンがないという点だ。当初4-6月期のアストラ製ワクチンの接種対象者770万人の中で約8%(64万人)に該当する人々にファイザー製ワクチンを代替接種するには現在の物量が足りない状況だ。 防疫当局によると、3月末入ってきた100万回分を含んで4-6月期の導入が確定したファイザー製ワクチンは計729万7000回分だ。だが、75歳以上の高齢者など4-6月期のファイザー製の接種対象は計379万8000人で、計759万6000回分のワクチンが必要だ。彼らに対する接種を終えるにも物量が足りない。 ワクチンの接種スケジュールも複雑になった。政府は接種速度をあげようと2日小学校1・2年生教師の接種時期を5月に1カ月操り上げるなどの4-6月期の施行計画を補完した。だが、30歳未満が除外されて4-6月期の接種計画を改めて修正する必要がある。特に、アストラ製ワクチンに対する「不信」がさらに高まり得ることから、この解消にも力点を置かなければならない。 チョン推進団長は「4-6月期の接種計画対象者のうち30歳未満はアストラ製ワクチンを接種することが難しいため、4-6月期の接種計画を再び補完する予定」と説明した。 30歳未満のワクチン接種を最初から7-9月期に先送りする必要があるという見方もある。梨大木洞病院呼吸器内科のチョン・ウンミ教授は「30歳未満は新型肺炎にかかっても致命打がほとんどない年齢」とし「ただでさえ足りない4-6月期のファイザー製物量を代えるより7-9月期に先送りするのが合理的な決定」と主張した。 翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科のチョン・ギソク教授は「今は代えるワクチンがないので政府としてはこれが可能な最善の選択」とし「ファイザー製、モデルナ製の追加物量に頼らざるを得ない」と話した。 一方、疾病管理庁が1-3月期に1回の接種を終えた76万人余りを分析した結果、効果がアストラ製ワクチンは85.9%、ファイザー製ワクチンは91.7%となった。ワクチン接種後14日が過ぎた時点で確認した効果は、アストラ製ワクチンが92.2%、ファイザー製ワクチンは100%だった。
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