
* * * ──演出は「おっさんずラブ」で知られる瑠東東一郎監督ですが、演出を受けていかがですか? 高橋:すんごく面白いです。僕が演じる沖津飛沫(しぶき)は、原作通りなら一匹狼で“男が憧れる漢(おとこ)”みたいなキャラなんですけど、監督に「沖津と高橋優斗の境界線を見つけてやってほしい」と言われて。 作間:そう、僕も演じる(富士谷)要一のすべての言動、行動に関して自分とリンクする部分を必ず探して入れてほしいと。逆に、共感できない部分はなくしていく感じでした。 高橋:「(本人の)ここをもうちょっと出してみるか」とか監督に色々いじられながらね。結果的に、沖津は今までと違う、ちょっと可愛らしい感じになりました。彼女の前だと強がる“年下彼氏”みたいな(笑)。まぁ……僕自身にもそういう面があるんでしょうね。そんなやり方は初めてだったので面白かった。 井上:でも、だからこそ難しい部分もあった。僕が演じる坂井知季(ともき)は気弱で周りに流されがちな性格なんですけど、自分との境目がない分、知季の感情をまっすぐに受け取りすぎちゃって傷ついたり、井上瑞稀の感情に戻らなくなるときもあって。自分とまったく違う人物像を作って演じるときにはそんなことは起こらなかったんですけど。 ──そんな姿も含めて、お互いの演技を見てどうですか? 井上:それがまだ一緒のシーンはそんなに撮ってないんですよ。でも、改めて尊敬できるなと感じるところもたくさんありますし、やっぱりメンバーがいるのは心強いですね。 作間:うん。安心できる。 高橋:そうだね。ただ、僕らはまだまだ「演技」なんて語れる立場にないですからね。演じる3人の高校生と同じで、今できることはとにかく一生懸命に戦って、切磋琢磨して、少しでも成長していく姿を見せること。それがいい結果を生むと信じて、進んでいくだけだと思っています。
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