今月17日。NHK北海道、新年度番組記者会見の2日前。HAMBURGER BOYSの姿はNHK札幌拠点放送局の新会館R3スタジオにあった。ここで私たちに対して語った「NANTE HOT」に込めた思い。そして、コロナ禍のエンターテイメントについて思うことを、テキストで公開します。
HAMBURGER BOYSの楽曲制作の舞台裏に迫る特集は今夜(29日)のほっとニュース北海道で放送します。特集では、ギターの収録、レコーディング、5年ぶりのワンマンライブ、そして対談インタビューで構成しています。このインタビュー、大変興味深く、みなさんにもぜひご覧いただきたいと思い、ほぼ全て文字に起こしました。ぜひ3人のキャラクターを思い浮かべながら、お読みください!
ハバボは3T=天才、天才、天〇⁉︎
ーーー何から伺おうか悩んだのですが、まずは、ハンバーガーボーイズの皆さんにとってのヒデミさんの役割から伺おうと思います。
金田🎙
いきなり?
ーーーいきなりです。
金田🎙
これ、答え次第によってはクビになるんじゃないですか?!いらないって言われて(笑)
ーーーまさか!大丈夫でしょう。ということで、ヒデミさんの役割っておふたりにとってどうでしょう?
山田🎤
ディレクターみたいな立ち位置ですね。ディレクションするっていうか。3人で音楽をつくっているんですが、最終的なバランスを整えたりとか、総合的な判断をある程度委ねてるので、音楽に関してはヒデミさんに任せてますね。
田村🎸
音楽に関しては、そうだね。人間的な事でいうと、ヒデミさんの役割というのは、失礼な事を平気で言うというか(爆笑)そういう役割がある!
山田🕶
それ、役割かどうかはわからないけど…。
田村🎸
いや、我々の中では大事な要素だと思うんですよね。
山田🕶
まぁ、質問にお答えするなら、いわゆる天然ですね。
田村🎸
そうなんですよ!ヒデミさんが、いろいろチャレンジしてくれるから僕らも「待て待て!ヒデミさん!」っていう感じで、場を和ませる事もできて、ある意味そういう無鉄砲なところがあるので、結果、トークが広がります。
山田🕶
あと、ヒデミさんはとりあえず、コロナ対策の仕切り板が自分の目線より高ければ、自分の言葉は誰にも、何にも聞こえないと思ってるんですよ。
ーーー透明でも?
山田🕶
そう。仕切りを挟んですぐ横にいる人の事を。まあ軽くちょっと、悪口じゃないですけど、噂話をしてみたりだとか、そういう何かをやりがちです。
金田🎙
聞こえないと思っちゃうんですよね…。
田村🎸
なんか、ハラハラスリリングを与えてくれる人物ですね!
山田🕶
あと天然というところでは、ラジオの生放送、ゲストで出た際に、終わったあと「これはいつ放送になるんですか」っていう事が。
田村🎸
それは、よくあります。生放送終わった後に、これいつ放送ですか事件はもう5回ぐらい。
山田🕶
もう終わってますよ〜って。
金田🎙
時空は飛び越えますね。
ーーーディレクション委ねてますといういい話を忘れちゃいそうなくらい天然エピソードが…笑
山田🕶
そうですね、最初にちょっといいところ出しておこうかなって。どっちかっていうと、8割ぐらいはやっぱり天然のエピソードが多いですね。
田村🎸
でも、音楽を委ねてるのも本当で、山田さんが曲を作るんですけど、これはいける、これはまだ駄目だっていう判断は全部ヒデミさんがやっているので、その辺は我々すごく信頼してます。
―――ヒデミさんの受け止めはいかがですか?
金田🎙
いやびっくりしました。そう思ってくれていたんだなと思って、嬉しいです。でも、びっくりしました。僕、一番年上なので、みんなを優しさで包む、長男的な感じでいられたらいいなと思ってるので、嬉しいです。
山田🕶
あー、長男っぽいところありますね。僕、結構ソフトクリーム好きなんで、ライブで地方とか行った時にソフトクリームの看板見たら、行きたい!っていうんですけど、帰りねって言われます笑
金田🎙
時間がないからね。
山田🕶
だから、長男的というかお父さんみたいなところがありますね。
金田🎙
僕、二人は天才だと思っているんです。出会ってからもう20年ぐらい経つのかな。出会った当初から、スゴイぞこのふたり!という存在なんです。みんなそれぞれバンドをやっていて、彼らは、このバンドにはかなわないなっていうバンドの中心人物だったんです。だからこそ、当時は一緒にやる事なんてないだろうと思ってました。みんなそれぞれバンドを引っ張っていってる存在だから。凄く尊敬してるふたりです。今でも覚えてますけど、バンド結成するとき、3人でやったらすげぇなっていうとこからスタートしてたから、で、やっぱ面白いなっていうのもあるし、えっと…、あれ、何でしたっけ。
山田🕶
ウソだ!
田村🎸
名前忘れたの?
山田🕶
誰の名前言いたかったの?
金田🎙
…山田君。
山田🕶
ほらね、仕切りがあるとわからなくなっちゃうんです笑
金田🎙
山田くんは、やっぱりボーカルとしては、考えがやっぱり、ちょっと変なんです。いつも考えていることが面白いなって思うし、とりあえずなんかファンタジスタだなと思ってます。あと、次郎も、面白いです。
―――急に話が続いたと思ったら、今度は雑!!すごい。
田村🎸
最後疲れちゃいました笑
―――わかったような、わからないような。
山田🕶
でも、これがヒデミさんです 笑
音楽性のぶつかり合いは?
―――取材を通じて、三者三様に得意分野があって、それらがうまく重なり合うのが特徴だなと感じましたが、一方でケンカとかはないですか??
山田🕶
う~ん、ケンカはないんですね。音楽の議論っていうのは食い違ってもそれでいいですし、かと言って、それでどなったりとか声を上げるわけじゃないですから。自分はこっちがいいとか、これがかっこいいとかっていう、そういう音楽感のぶつけ合いで、意見のすれ違いがあっても、最終的には、誰かが譲ったりとか納得したりとか、そういうバンドなんで、ほぼケンカなんてないよね。
金田🎙
ないですね。
田村🎸
あと、大人になってから組んだのもありますよ。30越えてからバンド組んでいるのもあるかもしれません。よりいいものをつくるためのぶつかり合いぐらいで、何かこう人間関係がひずむような事ってないです。
―――民主主義での音づくり。お互いを尊重する姿が印象的でした。音づくりではヒデミさんがジャッジをするということですが、全体の音楽では、どなたか一番権限をもっているんですか?
金田🎙
ほぼ山田君ですね。メロデイーと歌詞を最初に、0を1にする男なので。生み出されたものがあって、そこでみんなで、初めて意見を出しあうんですよね。最初に種を持ってきて、伸ばしていくんですけど、山田君も迷ったりするので、僕と次郎で、こんな花を咲かせていこうかっていう意見を出し合うみたいな作業手順なので。そういう過程を考えると、やっぱり幹の部分が一番重要で、それをつくっている山田君だと思いますね。
NANTE HOTにこめた思い
―――山田さんはこの「NANTE HOT」という曲はどのような思いを込めてつくったんですか?
山田🕶
言葉って、しゃべればしゃべるほど情報が多くなったり、最終的に何が言いたいんだろうっていう風に迷う事もあるじゃないですか。だから僕はまず、このHOTっていう言葉に、一番焦点を当てて、そこから広げていこうと考えて作りました。HOTって、あったかいって意味だったり、あったかいじゃなくて、熱いニュースとか、熱い思いを持ってるとか、ホットや熱いっていう言葉って、いろんな意味を持っているので、受け取り側が想像して自由に楽しめるものでもあると思ったんです。それって、ニュース番組もそうですし、人とのつきあいもそうだと思うんですよね。なにかその辺で、一番僕らの得意としている言葉遊びも意識しつつ、耳で聞こえてきたけど歌詞で見てみたらこんな風なんだっていう発見を曲全体にちょこちょこ入れながら、でも基本的には、僕ら北海道に住んでいて北海道は「なんてホットな場所なんだろう!」って、自分たちも知らない北海道もありますし、自分たちが知ってほしいという気持ちもあるので、「なんて」にこめられた驚きや発見の思いを込めていきました。そして、パッと聴いて、耳になじみやすいメロディーにということも意識しました。
―――つくり手のみなさんそれぞれに、聴きどころ、おすすめがあると思うんですが、ヒデミさんはどこですか?
金田🎙
イントロの(ギターの)カカカです。カカカカーンのところです。カカカがかっこいいです。あそこスゴイこだわっているんです。次郎、ここは一番出だしだから、かっこよくやろうって。あ、…絶対、ここ使われなさそうだな笑
―――いやいや、そんなことは…。(結局使用しませんでした…すみません)
山田🕶
でも、音楽聴く時って結構イントロ部分って重要で、いい曲だなってイントロで分かる。かっこいい曲かどうかみたいな。
金田🎙
そう、イントロ大事!
田村🎸
さすがヒデミさん。より細かい、カカカっていうところにこだわっている。これが、音作りですね。
金田🎙
この曲は頭がサビなので、やっぱりイントロがかっこよければ、サビまでつながる。その階段が一番大切なので、あの出だしはやっぱり、大事ですね。
―――…しっかりそこも意識して聴くようにします。
金田🎙
現状、記憶にないんでしょう笑
田村🎸
なにー!こんなにヒデミさんがいいって言ってるのに。
―――イントロかっこいいな!とは思っていたのですが、まさかカカカとは。お恥ずかしい…ちゃんと聴きます!すみません。
田村🎸
大丈夫、大丈夫。それぞれのこだわり、聴き方があるのも音楽だから。そういう聴き方もあるんだなって、また改めて聞いてみる楽しさが出来て僕もよかったです。
―――優しい…。そんな次郎さんは?
田村🎸
僕は基本的にギター耳なので、どんな楽曲を聴いても、まず最初に、ギターしか聞いてないんですよ。そういう意味では、この曲は全般にギターがずっと登場していて、今回は本当に魂のこもったギターソロとれたので、ギター全般自信があります。この曲は、ギター聴いてほしいです。
―――あの魂のソロのシーン、しびれました。
田村🎸
あれ、絶対使ってくださいね!
―――絶対使います。(こちらは使用しました!ヒデミさんごめんなさい)
田村🎸
あれを映像として残せたのも嬉しいな…。そうだ!あのロケの時、ちょっと言葉足らずで、すごく今、説明したいことがあるんですけど、ちょっといいですか!!
―――もちろんです。お願いします!
田村🎸
あのロケの時に、瀬田さんにスムーズにギターを収録するために、どういう心がけで取り組んでいるんですかみたいな事を聞かれたんですが、僕、早く帰りたいんですって、言ったんですけど…、あれの説明をしたくて。あの場で、撮影されてるのに、早く帰りたいですって言ったみたいで、今まで、ずっと何日間も気にしていたんですよ。
―――そうだったんですか!僕もはじめましてだったから、あの時はこれ以上聞いちゃいけないのかなって思って、聞くのやめましたからね。
田村🎸
そうですよね!でもね、もっと聴いてほしかったの!逆に早く帰りたいってなぜですかって!笑 その答えは、やっぱりファーストテイクが一番いいっていうことが多いからなんです。なので、1発目にいかにいいものを出すか、そこに結構かかっていて。つまり、1発目に出す=早く帰れるって事だと思うんです。あと我々、音楽活動をしていく上で、一番重要視してるのは、全ての仕事をちゃんとやるということ。ほかの仕事の邪魔にならないようにバンド活動もやるということなんです。30代になって、ほかのバンドマンたちは、そろそろ就職しなきゃ、結婚するわ、もうバンドできないかってなって、バンド辞めてく人が多いんですよ。そういう中で、我々も結婚して、僕もヒデミさんも家族がいますし、みんなそれぞれでいろんな仕事してるっていうなかでもバンドを続けていくとなると、バンドの負担を減らさないと続けられないと思うんです。なので、やっぱり、いかに早く帰るか!ここにかかっているんですよ。どうですか?伝わりましたか!?あぶなかったよ〜あのままだったら、ただ早く帰りたい人みたいになるから。やばい事言っちゃったなと思ったから。よかった、言えて。
―――続けるための「早く帰りたい」。感動しました。(手をあげる金田さんを見て)あ、どうぞヒデミさん。
金田🎙
いいところ思い出したので、手を挙げました。
田村🎸
え、ギターのカカカじゃないの!?
金田🎙
ファーストテイクで思い出しました。今回、サビ、ファーストテイクなんですよ!
―――山田さんの!
金田🎙
そう、山田さんのサビ。
山田🕶
平井堅さんばりに最初のテイクがよかったよね。
金田🎙
そうなんです。山田くんがとんでもなくいいのを出したので採用しました。一応、そのあと2、3回歌ってもらったんですけど、1回目のが良すぎて。なので、僕はサビが特にいいなと思います。
―――そんな山田さんはどこなんですか?
山田🕶
僕が曲の中で一番気に入っているところは、コーラスで2番に入って、2番のBメロのところに入ってくる、ちょっと高めの「Get down」。そこが一番好きですね。ディスコっぽくて。コーラスとかは80年代のディスコとかに影響を受けているのもあるのと、特に今回の曲は、ちょっとフィリー・ソウルから、そういうディスコ調の雰囲気も織り交ぜてつくっているんですよね。あの追いかけのコーラスが入ってくるあたり、あぁ、なんかディスコチックでいいなというところで、個人的な、好きな場所ですね。
―――ロケ中、曲が進むにつれ、80年代、90年代、2000年代の雰囲気があるとお話になっていたのを聞いて、時代とともに歩むというところもニュース番組とつながると感じたんですが、そういうことも意識されたんですか?
山田🕶
いや、そういう形では特に意識はしてないかもですね。一番、かっこいいな、楽しいなと思うものを、ただただ素直に考えて作っているだけです。ても、ずっと同じものと、あと少しずつ変えていかなきゃいけないものもあるなとは普段から思っていて…。
―――どういうことですか?
山田🕶
僕は2面性を大事にしているんですよね。変えたくないというか変わらなくてもいいものもありますし、変えてよくなるものもあります。どっちも大事というか。実は僕、マルバツクイズとかあんまり好きじゃないんです。三角が欲しいなと思っちゃうタイプで。そういう意味で、音楽には、変わること、変わらないこと、その両面を意識しながら、僕はすべての楽曲に向き合っていますね。
―――変わる、変わらない。変える、変えない。今回の曲も通じるものがありますね。
山田🕶
そうですね。特に今回は、自分の考えをのせやすかったなと思っています。北海道に生きていると、例えば地元にちょっと帰った時、コンビニエンスストアがマリンショップになっているとか、マリンショップだったのに、居酒屋になっているとか、そういう変化があるんですよ。ただ、ずっと昔は、学生時代に通っていたコンビニエンスストアだって、思い出として残ってるんですけれども、ある程度変わることは自分も受け止めなきゃいけないですし、変わらずあるお店があると、本当にほっと落ち着くものがあったりっていう、この感覚はきっと北海道全土に、まだまだ、みんなのところに一杯あって。だから、そういう北海道のことも歌いたいっていうか。(ヒデミさんがおもむろに立ち上がる)…ん、トイレですか?
田村🎸
なんですか?
金田🎙
チャック空いてた 笑
田村🎸
ちょっと、山田さんのコメント終わってからにしてくださいよ!
山田🕶
結構いい話ですよ。でも、このタイミングでこうなんだというのがヒデミさんです笑
コロナ禍のエンターテイメント
―――先日のワンマンライブ。私は配信で楽しみましたが、同じ時間に会場にも人がいて、ライブへの参加感、時間を共にしている喜びがありました。リアルも配信も同時にという点に新しいエンターテインメントを感じましたが、コロナが続くなか、今年はどんなことを仕掛けていきたいと考えているんですか?
山田🕶
正直なところ、僕らは、ほとんどライブハウスでライブをやらないバンドなんです。市町村のお祭で、みんなが笑顔になってっていう方が多いし、僕らも、それを心がけて、笑顔を作りたいと思ってやってきました。なので、一番の気持ちとしては、いろんな地方に行って、お祭りで歌いたいっていうのが本音です。ただ、やはりそのコロナの影響もあるので、オンラインという方法に挑戦しています。オンランインも、今までもできないわけじゃなかったんですけど、ある程度やらなくてもいいというか、やる必要なかったのが、コロナでやってみたら面白いなと思ったので、今回は、4カメぐらい入れたんですかね。ライブ映像といいますか、ライブDVD作品を見ているような感覚にも近いものになったのかなと思っていて、そういうオンラインライブの見せ方っていうのは新たに喜んでもらう方法として今後も増やしていきたいかなと思っています。
田村🎸
ライブハウスでライブをやるって、いまはまだ、見にいきたいお客様も、ライブに行けないっていうお客さんもいるんですよね。それは単純にチケットの枚数が少ないということもあるんですけど、ライブハウスに行っちゃいけないと自粛している職業の方もいらっしゃって、そのあたりはしっかり現状を考えて僕たちも舞台にあがりたいですね。実は僕、ライブハウスが復活する、やっと動き出すとなった時に、札幌のライブハウスに行って、そこで取材をしたんです。その時に、配信ライブ、実際にお客さんも入れつつ配信ライブやりますというスタイルだったんですけど、一人の女性が僕に声をかけてきたんです。「配信ライブがあるって聞いたんですけど、配信ライブのチケットってどこで買えばいいんですか」って言ったんですよね。ライブハウスの当日券あるらしいですよって言ったら、「すごくライブ見たいんですけど、ライブ会場に入って見るのが難しい仕事なので、いまは入れないです。ただ、ライブはどうしても見たいので、配信で見ます」っていうふうに仰って、チケットの購入方法お伝えしたんです。その時に、もちろんライブハウスでライブができるっていうのはわれわれも嬉しいけど、まだそこに参加できない方もたくさんいらっしゃるという現実を目の当たりにして、みんなに楽しんで頂けるスタイルを大事にしなきゃいけないなって思ったんですよね。
―――同じ時間を共有できること。そして、リアルタイムでヒデミさんがコメントを読んでくれるあの演出は会場との一体感につながっていて、グッときましたね。
金田🎙
いまは声が出せない。そういう中で、どうにか面白い形にできないかなっていうのは今回も思いましたね。これから状況は刻々と変わると思うので、その時に一番当てはまるエンターテイメントやっていきたいなというのが答えかもしれませんね。一つ思うのは、今後も続けたいんですけど、お祭りのように、みんなが無料で見られる方法とか出来たらいいなって思ってはいますけどね。
田村🎸
あとは、コミュニケーションをどうとるのかっていうのも考えないとね。今回は、いろんなやり方がある中で、スケッチブックにペンで書いてもらうシステムを取り入れたんです。一番原始的なやつ 笑 それを、我々が読むっていうね。こういう参加感も大事にしていきたいね。
金田🎙
あれを現場とオンラインが重なり合う感じにやれたら、さらに面白いんだけどな。
田村🎸
それとはまた別のベクトルだけど、ミュージシャンとしてはライブハウスのためにも、やっぱり前の状況戻ってほしいですよ、絶対に。お客さんがいっぱい入って、そこでやっぱ生の声を上げて、我々もその声にのって、気持ちいい演奏ができるっていう状況に早く戻したいですね。
―――みんなの願いですね。山田さん、いまの話を受けて、いま何を一番したいですか?
山田🕶
僕ら、市町村の曲をこれまでにたくさん作っていて、その市町村を集めた、フェスといいますか、マルシェみたいなものを以前行ったんです。そこで、新たに横のつながりができたんですよね。市町村同士であったりとか、出店しているお店の人同士とか。例えば、1回目にやった時に、むかわの農家さんがレタスを提供してくれたんですね。で、各市町村が出した具材を使って、札幌のハンバーガー屋さんがハンバーガーを作ったんです。その時に使ったレタスがすごくおいしかったからまた使いたいということで、今度、農家さんとそのお店がつながったんです。単に市町村のお祭りに行くだけじゃなくて、自分たちが主催する事で、各市町村がつながってくれる、人とつながってくれるっていう、そういう懸け橋になりたいですね。ライブをするというのが一番のお仕事ですけど、みなさんとつながりをもちたい、つくりたいですね。
田村🎸
あれだね。いろんなハンバーガー作りたいっていうことだね!われわれで、いろんなハンバーガー作っていきます。どんどん僕らがはさんでいきます。やっていきましょうね!
地域への思いに共感
いかがだったでしょうか。今回、まとまった時間を頂き、HAMBURGER BOYSのみなさんにお話を伺うことで、みなさんが音楽を通じて北海道で実現したいことに強い共感を覚えました。特に、最後に山田さんが仰っていた「地域や人をつなぎ、音楽で包む」というお話は、私たちNHKが北海道で実現したいと考えていることとかなり近い考えです。こうしたお話を伺うことができて、私がMVなどを通じて心を掴まれていた理由がはっきりと分かった気がしました。
新年度会見の場でもお話ししたのですが、私たちよりも先に地域に根差した活動を続けてきたしてきたHAMBURGER BOYSのみなさんの熱い思いの結晶 NANTE HOTをパートナーに、超ローカル宣言の実現に向けて、ほっとニュース北海道は新たなスタートを切ります。楽曲に負けないように頑張ります。そして、コロナの状況を見ながらですが、一緒に北海道をHOTにするイベントも今後開いていきたいなと思っています。HAMBURGER BOYSのみなさん。そして、北海道の皆さん。改めて、きょうからよろしくお願いします!!
HAMBURGER BOYS 「NANTE HOT」フルコーラスはこちらでお聞きいただけます。このバンドの魅力を短い時間で語ろうとしたのが間違いだった…。ということで、6月までの間に、ミニ番組も制作予定です。
放送日が決まりましたら改めてお知らせいたします。
2021年3月29日
からの記事と詳細 ( NANTE HOTな対談インタビューほぼ全文公開! | 瀬田 宙大 - nhk.or.jp )
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