夜間に限ってのことだが、この星だったら特殊な保冷システムは要らないかもしれない。地球の隣の火星だ。ここは毎夜、マイナス70度にまで気温が下がり、マイナス140度になることも。赤茶けた大地と空。大気は薄く、しかもそのほとんどは二酸化炭素だ。
かの「悪魔の辞典」で「火星」を引くと「毎度、宇宙人隠匿のぬれぎぬを着せられる惑星」とある。確かに火星人を描いた小説や映画は数多くあるものの、こうした過酷な環境では、たとえ宇宙人であっても生きることはかなうまい。でも、もしこれが微生物だったら…。
昔から人類は、火星に「生命」の可能性を求めてきた。それが確信に変わるのか―。米航空宇宙局(NASA)の探査車「パーシビアランス」が18日、火星に着陸した。土壌を調べて、生命の痕跡を探す。着陸に成功した探査車・探査機としては1976年の「バイキング1号」以来9基目となる。
「火星に生命の痕跡があれば、他にもある」という科学者もいるぐらいで、今回それが見つかれば、たとえバクテリアの化石でも大発見となる。容易ではないだろうが、探査車の「パーシビアランス」の名前通り「不屈の精神」でもって成果を挙げてほしい。
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科学&テクノロジー
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