トヨタ自動車（７２０３）やホンダ、（７２６７）、日産自動車（７２０１）など自動車株がそろって上昇。最大手のトヨタは午前９時５１分時点で前日比３０８円（４．１％）高の７７６３円で売買されている。トヨタ系を中心に、２日までに今２０２１年３月期の第３四半期累計（２０２０年４～１２月期）連結決算を発表した部品メーカーで通期予想を大きく上方修正する動きが相次いた。決算発表を控える最終メーカーについても増額期待が強まっている。２日の引け後に同期決算を発表した三菱自動車工業（７２１１）は構造改革の効果などを理由に通期の営業赤字の予想を従来の１４００億円から１０００億円（前期は１２７億８８００万円の黒字）に修正。きょうの株価は一時１４％高となっている。各社ともに新型コロナウイルスの影響が薄れる来２０２２年３月期は、世界の新車需要がさらに回復するという見方が多く、さらに足元で為替相場が１ドル＝１０５円台の円安ドル高方向に振れていることも見直し買いの増加につながっているようだ。なお、トヨタは１０日、ホンダと日産自は９日に決算発表を行う予定だ。
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