日本の常識は、海外の非常識でもある。日本ではあたりまえでも、外国人から見たらあり得ない! なんてことも。社会や文化が異なるからこそ、会話は盛り上がる。楽しみながら異文化のギャップを話し合ってみよう。
Taro: Were you surprised by anything in particular when you first came to Japan, Tom?
太郎: トムは初めて日本に来たとき、特に驚いたことってある?
Tom: Oh, tons of things!
One thing that really surprised me was that the trains are almost always on time.
トム: たくさんあるよ!
すごく驚いたのは、電車がほとんど時間どおりに来ることだよ。
Taro: Wait, they’re not in Australia?
太郎: えっ? オーストラリアではそうじゃないの?
Tom: No. Train delays are the norm.
Station staff certainly don’t apologize for short delays like they do in Japan, and we don’t have those slips of paper that say your train was late.
トム: 違うよ。電車が遅れるなんて普通だよ。
日本の駅員みたいにちょっとした遅れでお客さんに謝ることはもちろんないし、延着証明書もないよ。
Taro: Well, maybe punctuality is considered more important in Japan than in some countries.
太郎: まあ、他の国より、日本では時間を守ることが大事だと思われているかもしれないね。
Tom: Yeah. I’ve noticed that people in Japan tend to be punctual even for social engagements.
In many countries, it’s actually polite to show up to a party late.
We even have an expression for it – “fashionably late.”
トム: そうだよね。日本人は、ちょっとした集まりでも時間を守る傾向があるって気づいたよ。
多くの国では、パーティーにあえてちょっと遅れて行くほうがいいんだ。
「ファッショナブリー・レイト」という表現まであるよ。
Taro: Hmm. I guess it depends on the situation.
It’s important to be on time for some things, but maybe not so important for others.
太郎: そうだな。場合によって違うかな。
時間を守るのが大事なときもあれば、あまり気にしなくていいときもある。
Tom: That’s right.
Come to think of it, you’re always late whenever we meet up!
トム: そうだね。
そういえば、太郎はいつも待ち合わせに遅れるよね!
Taro: What? I’m not late, I’m fashionably late!
太郎: ん? 僕は遅れているのじゃなくて、ファッショナブリー・レイトだよ!
■on time
時間どおりに
■tend to be ~
になりがち
■show up
現れる
■Come to think of it, ...
考えてみれば/そういえば
■depend on
~に頼る/~次第である
例)It all depends on how you look at it.
ものは考えようです。
Illustration: Tebukuro Seijin
Edit & Text: Mami Shoji(EDIT for FUTURE)
教えてくれた人:奈美子・フィーリーさん
ECC総合教育研究所リーダー。幼児から大人まで、幅広いカリキュラム開発と教材製作を担当。外国人とのコミュニケーションのコツは、「鉄板の質問フレーズを覚えておいて、質問上手になること」とのこと。
からの記事と詳細 ( 日本人ってまじめだよね。その先のストーリーがはじまる英会話。Let's Study English Vol.3:アエラスタイルマガジン - 朝日新聞デジタル )
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