【欧州・海外サッカー ニュース】26日にチェルシー（プレミアリーグ）指揮官に就任したトーマス・トゥヘル監督。幹部からはタイトルを要求されたことも明かした。
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は、18カ月の短期契約について語った。
チェルシーは、過去にジョゼ・モウリーニョやアントニオ・コンテを解任した際に巨額の報酬を支払い続けたことを受け、近年では指揮官に対して短い期間の契約をオファーするケースが増えている。そして、フランク・ランパード前監督の後を受けて就任したトゥヘル監督の契約も、18カ月となった。
トゥヘル監督は、その契約期間の短さに最初は戸惑いを覚えたようだ。記者団に対して「正直に言うと、最初は心配だった。『なんで18カ月なんだ？』って」と語り、「その1分後には『何が変わるんだ』と思ったんだ」と明かしている。
「何が変わるんだ？ 4年半契約を結んだ場合でも、上層部は私を解雇できる。彼らが私に満足しなかったのであれば、なんであろうとクビにできるんだ。4年半もここにいる保証はできるか？ 無理だろう。これがこのレベルので真実なんだ」
「現代の監督の役割は何か？ チーム全体や移籍に関しても担当するのか、しないのか？ 何をするにも自由なのか、そうではないのか？ 悪い結果だけに責任があるのか、良い結果にも責任があるのか？ この役割は何だ……？」
「そうだね。だからあまり心配しすぎず、勇気を出してこの冒険に挑もうと決めた。やりたいこともはっきりしていたし、このチャンスを絶対に逃したくないと思ったからだ」
「リスクよりもチャンスを信じるのが私の性格。個人的に何も恐れることはない。このレベルで仕事ができることに感謝しているし、リスクについて考えて時間を無駄にはしたくない」
■監督就任＝タイトル？
またトゥヘル監督は、オーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏やディレクターを務めるマリナ・グラノフスカイア氏との会話も明かしている。その中で、タイトル獲得を要求されたようだ。
「彼女（マリナ氏）は、はっきりと『チェルシーと契約するということはトロフィーを獲得しなければならない』と言った。そうだね、“優勝しなければならない”というよりは“優勝するために競争しなければならない”ということだ」
「このクラブはプレミアリーグとチャンピオンズリーグ、最も難しい大会を勝ち抜くために戦っている。秘密ではない。タイトルを獲得してクビになった監督もいる。実際、私もクリスマス頃にそうなったしね」
「結局、みんなが求めているのはナイスガイで、トロフィーを獲得し、面白くて、イケメンな男だ。だが、そんな人間は存在しない。だから私は、このクラブのある時期に相応しい特徴を持った男でありたい」
「長く続くことを願っているが、要求は高い。でも、みんなの願いを叶えたい。それは私の願いをかなえることでもあるからだ」
からの記事と詳細 ( 「なんで18カ月なんだ？」トゥヘル、チェルシーの短期契約に戸惑いあったと認める - Goal.com )
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