Pages

Saturday, December 26, 2020

【4434】近江ねこ正宗 純米吟醸 SHIRONEKO 山田錦100%使用(ねこまさむね)【滋賀県】 - 47NEWS

2020.12.26 16:55
滋賀県東近江市 近江酒造

滋賀県東近江市 近江酒造

【近江ねこ正宗 全4回の③】

 ネットか何かで「ねこ正宗」なる酒があることを知り、興味津々。なじみのH居酒屋の店主に「『ねこ正宗』を入れてよ」とリクエストしたら、なんと「4種類入れました」と店主から連絡が入った。おおっ、それなら早く行かなくっちゃ。おっとり刀で、酒友Yと2人でH居酒屋の暖簾をくぐった。

「近江ねこ正宗×すぐるビッグカツ」「近江ねこ正宗 HACHIWARE」という純米酒2種類を飲んだあとにいただいたのが「近江ねこ正宗 純米吟醸 SHIRONEKO 山田錦100%使用」だった。「はちわれ」のあとは「白猫」だ

 そもそもなぜ猫を酒名にしたのか。蔵のホームページは「近江ねこ正宗とは」と題し、以下のように説明している。「2016年、『猫が好きで、日本酒が好き』の方に可愛がってもらえるように、猫好きの滋賀県の老舗日本酒蔵の近江酒造 今宿社長の下で誕生しました。元々、酒蔵では米のねずみ害防止や“招き猫”として愛猫家が多いともいわれており猫ラベル商品も多数ありますが、近江ねこ正宗も、“何よりも猫が好き”で“何よりも日本酒が好き”な蔵主の愛情が細かいところに注がれています」

 また、瓶の裏ラベルは、以下のように説明している。「とにかく猫が好きで、とにかく日本酒が好き。猫が一番かわいいと思っていて、日本酒が一番おいしいと思っている。そんな猫好きな蔵元が作った日本酒です。すっきりした味わいにほんのり広がる香りの爽やかさが、クールでプライドの高い“SHIRONEKO”のイメージにピッタリです。(諸説あり)」

 さて、いただいてみる。

 酒蛙「『ビッグカツ』『はちわれ』と似たような酒質だ」
 店主「若干フルーティーだ」
 Y 「淡麗水の如しだ」
 酒蛙「すっきりした口当たりで、辛みが出ている。旨みもやや出ているが、酸があまり感じられない。余韻は苦み」
 Y 「そうそうそう」
 酒蛙「バランスはそこそこ良い。吟醸香がほのか。ざっくり言うと、軽快な淡麗やや辛口酒だ」
 Y 「おっしゃる通り、淡麗辛口酒だ」
 酒蛙「だよね」
 店主「そうだね」

 それから1週間後、セカンドオピニオンを得るため、酒友ちーたんと飲んでみた。

 ちーたん「おっ、これは香りが良い」
 酒蛙「甘みと辛みを感じる。どっちかというと辛みに寄っている」
 ちーたん「甘いね。これまでの中では香りが良く出ている」
 酒蛙「酸もちょっと出てくる。さっぱりとした口当たり。キレが良い」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「アルコール分15度、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合60%、製造年月20.9」。

 この蔵の主銘柄は「志賀盛」と「近江龍門」。それぞれの名の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「近江酒造は、大正6年、近代化を念じ、地元の酒造家や酒販業者が相集い、株式会社組織がが設立されたのがはじまりです。代表銘柄の『志賀盛』は、この“志”を同じゅうすることを“賀”し、ますます隆“盛”を期す意気で命名され、創立以来変わることなく現在に至ります。
『近江龍門』。近江の国、滋賀県の湖東地方に位置する永源禅寺。その奥山にある幽玄の滝『識蘆ノ滝』は、禅寺では、秘境に糸引く『龍門の滝』と呼ばれています。人の心を幽玄の世界に導く幻の酒として、管長様から命名を戴きました」

 ラベルの猫の鼻に触れてみるとびっくり。「近江ねこ正宗 HACHIWARE」同様、鼻はピンクのフェルト。機械でできるわけがないので、1本ずつ手作業でフェルトを張り付けたのだろう。大変な作業だったろう。

Let's block ads! (Why?)


からの記事と詳細 ( 【4434】近江ねこ正宗 純米吟醸 SHIRONEKO 山田錦100%使用(ねこまさむね)【滋賀県】 - 47NEWS )
https://ift.tt/3ppI3ee

No comments:

Post a Comment