2020年9月2日、“2次元と3次元を行き来する、前代未聞のボーイズグループ”『学芸大青春(読み:がくげいだいじゅねす)』が待望の1stアルバムをリリースする。
アルバムのタイトルは「HERE WE ARE !」。そのまま訳せば“さぁ、着いたよ!(おまたせ!)”という意味になる。
2019年9月2日にプロジェクトを発表し、公式ホームページを公開。翌日、9月3日に1stシングル『JUNES』を発表。まさに9月2日は『学芸大青春』にとってのメモリアル・デーでもある。
デビューから1年。5人全員で誰一人欠けることなく夢を追いかけてきた。そんな彼らがたどり着いたのは初の“CD”発売という結果であり、大きな一歩なのだ。
今回の「HERE WE ARE!」はデジタルリリースされてきた全シングル曲に加え、5人のソロ楽曲を加えた全16曲入りとなっている。
実際に視聴してみると、とにかくクオリティが高い。そうなのだ。僕は『学芸大青春』の大きな魅力に楽曲の素晴らしさがあると思っている。
トレンドを押さえたアレンジやキャッチーなメロディもさることながら、5人の成長し続ける歌声には聴きどころが溢れているのだ。
リードラッパー&リードヴォーカルとして、繊細でクセになる低音ラップと優しい歌声を響かせる相沢勇仁さん。
メインボーカルとして時には明るく、特には切なく豊かな歌声で楽曲の世界観を表現している星野陽介さん。
メインラッパー&メインダンサーとして楽曲にアクセントとリズムを生み出しつつ、ユニット全体のバランスも取っている南優輝さん。
メインボーカルとして楽曲に力強さと優しさ、そして何よりも聴く人へパワーを与える内田将綺さん。
そして、リードヴォーカルとして美しいファルセット&コーラスで楽曲に彩りを与えるだけに留まらず、その独特な世界観と奥深さを生み出している仲川蓮さん。
声質だけでなく性格もバラバラ。そんな彼らだからこそ生み出せる楽曲がある。僕はそう解釈している。
前置きが長くなった。僕は「HERE WE ARE!」目前に迫った彼らに再び会うべく、都内某所へと足を向けた。
彼らを最後に取材したのは2020年1月。約8ヶ月振りに対面した(モニター越しに)5人は相変わらずの賑やかさと、アルバムリリースを控えるアーティストとしての顔を覗かせていた。
アニメイトタイムズからのおすすめ
終わらないアルバム(仲川さん)
――皆さんご無沙汰してます。アニメイトタイムズの読者の方にとってはちょっと久しぶりのご登場となりますので、まずは自己紹介をお願いします。
全員:はい!
相沢勇仁さん(以下、相沢):みんなの笑顔が俺のモチベーション、相沢勇仁です。
星野陽介さん(以下、星野):チームいち元気で、明るいムードメーカー! せーのっ、星野陽介っで~~~す!! こんにちは~。
南優輝さん(以下、南):特技はブレイクダンス、専攻は生命理工学の大学生、南優輝です。
内田将綺さん(以下、内田):ジュネスのメンタル大黒柱! 内田将綺、参上~!
仲川蓮さん(以下、仲川):ピアノは僕の恋人、仲川蓮です。
星野:がくげいだーい!
全員:ジュネスでーす!!!!! よろしくお願いしまーす!
内田:お久しぶりでございます!
――ありがとうございます! 今回は活動開始1周年を記念した、初のCDリリースとなる1stアルバム「HERE WE ARE !」についてお話を伺えたらと思っています。まずは、アルバムリリース直前の今の率直な気持ちをお聞かせください。
南:いや、もうワクワクじゃない? いざ出るまで、まだ信じきれない部分もあるよね。
内田:まだドッキリだと思ってる(笑)。
相沢:いまいち実感湧かないっていう。
星野:湧かない。でも、早くみんなの手元に届いてほしい!
内田:届いてほしい! そうね。
星野:逆に俺らが配りに行こうかなって。
内田:あ~、逆に? もう渡しにいきたいね。「『学芸大青春』でーす! お願いしまーす!」ってね。
星野:そう(笑)、新聞配達みたいに。
内田:ホントそれぐらいだな。
南:それぐらい、俺らのここまでの葛藤とか、決意とか、思いがいろいろ詰まってるアルバムだからね。
内田:それが一作品になってるからな。
南:うんうん。ホント、早く聴いてもらいたいな~。
――相変わらず、みなさんトークがキレっキレですね! アルバムへの熱い思いが伝わってきます。
星野:いやいやいや! もう、そんな。
――そんな思いが詰まったアルバム「HERE WE ARE !」ですが、曲順や仕上がりについてはいかがですか? アルバムの曲順というのは、シングルとはまた違ったこだわりがあるものだと思います。
南:曲順はそれぞれ「こういう流れがいいな」みたいなイメージがあったので、みんなが考えてきたものをスタッフさんと一緒に考えました。
それをベースにスーさん(学芸大青春のプロデューサー兼マネージャー、杉沢)が中心になって、今回の曲順を作ってくださってます。でも、スーさんってあまり多くを語らない方で。
内田:そうですね。あんまり全部を教えてくれない人ですね。
南:一個一個詳しく「ここはこうで~」みたいな説明はなさらないので、スーさんの真意は、俺らにも分かんないです。
内田:「ここはなんでこうなんですか?」って聞くと「フフっ」で終わりです(笑)。
南:でも、自分たちそれぞれで「ここの流れが気持ちいいんだよね~」みたいな、好きなところはあるよね。
4人:うんうん。
――ぜひ、それぞれが好きなポイントを教えてください。
内田:それこそ優輝がよく言ってるラブソングのパートとか。
南:そうだね! 3曲目の陽介の「This is ラブソング」のところから、俺の「終わらない恋のリサーチ」まで、ラブソングが4曲連続で続いてるんですよ。
陽介の、誰もが経験したことがあるような“片思い”を描いたストレートなラブソングから始まって、最後に自分の「恋のリサーチ」で締めるっていう、この流れはすごい好きですね。
あと、蓮のソロ曲にいくまでの流れもいいよね。
相沢:そうだね。8曲目の「星になれ」の一番最後を蓮が歌っていて。そこから蓮のソロ曲「Maybe Maybe Not」につながるのが、すごい綺麗だなって思いました。
仲川:あと、僕このアルバムは、オワライ……。
内田:お笑い!? ハーッハッハッハ(謎の高笑い)
南:お笑いやない。
内田:あ、お笑いじゃない?
仲川:(笑)。僕はこのアルバムが“終わらないアルバム”だと思っていて。最後の「スニーカー」が終わったら、また「JUNES」に戻るじゃないですか。
内田:リピート再生するときにね。
仲川:その流れがまた自然で。永遠にループできるんですよ、このアルバムって。そこが面白いなって思います。
南:最後の「スニーカー」って曲は、夢を追う人の背中を押すような曲になっていて。それまでの俺たちの思いがいろいろ詰まった楽曲を聴いて、最後に夢についての楽曲が来るっていうのが、俺もアツいなって思います。
内田:聴き方が変わるよね。順番に聴いて感じながら最後に聴く「スニーカー」と……。
南:そう! 一発で聴く「スニーカー」と全部経たあとで聴く「スニーカー」は違う気がするんだよね。
星野:それでいうと、ひとつひとつの曲に俺たちそれぞれの思いとか、今までの経験があっての「JUNES」から「スニーカー」までなので、全部聴き終わったときには、ひとつの映画を観終わったような感覚になると思います。
内田:おお~、いい表現するねえ~。
星野:そういうのは伝わるかなって、すごい思います。
南:そうだね。
――星野さん、素晴らしいまとめですね。
一同:(笑)
――確かに、通して聴くとみなさんの一年間の成長、感情の変化も伝わってきて、よりエモーショナルでした。もちろん各々好きな曲をたくさん聴いてもらってもいいですが、ぜひ通しで聴いていただきたいアルバムですね。
南:そうですね。ぜひ一度は流れで聴いてもらいたいよね。
(C)VOYZ ENTERTAINMENT INC.
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September 01, 2020 at 04:00PM
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『学芸大青春』1stアルバム「HERE WE ARE !」リリース記念ロングインタビュー前編|ひとつの映画を観終わったような感覚になると思います - アニメイトタイムズ
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