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Saturday, July 11, 2020

【居酒屋ブルース】日曜福島11R - サンケイスポーツ

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 【福島11R・七夕賞】

 7月7日、東京都内は全日曇りか雨だった。梅雨時だけに仕方がないが、星が見えた七夕の日はいつだったろう…。ネットで調べると2016年と17年は晴れだったようだが、全く忘れている。忙しくて夜空を見上げる余裕すらなかったようだ。

 「ジャナドル」(ジャーナリストアイドルの略称)という、サンケイスポーツとサンスポコム(https://www.sanspo.com/)のウェブコンテンツとして結成された公認のユニットがある。そのメンバーのひとりの松本江摩は「今年も織姫と彦星は再会できませんね」。当日、ジャナドルの撮影に立ち会っていたときの話である。

 ジャナドルは、アイドルのようで純粋なアイドルではない。ジャーナリストのようだが本物でもない。活動の中心は「新しいコンテンツを作りにいく」こと。さまざまなジャンルの方にインタビューに出かけたり、新たな体験をレポートしたり、いろいろなことにチャレンジしていくグループであるジャナドルの主な活動の舞台はYouTube。新たなコンテンツづくりに奮闘している彼女たちを見ていただけると幸いです。

 「誰に向けて話しているんです?」

 レースサイト「サンスポZBAT!競馬」のユーザーの皆さんだよ、桃ちゃん。

 「カウンター席で、一人でぶつぶつ話していたので不気味でした」

 悪かったね。仕事は競馬だけじゃないんだよ。桃ちゃんも暇なときに見てよ。いや、桃ちゃんよりミチヤ向きかな。

 「どうしてです?」

 女の子4人のユニットで、水着の動画があったりブルマや体操着の動画があったりだから。

 「興味ありますね~」

 だろ。

 「そんなことより先週の競馬の反省をした方がいいと思います。私も鈴木さんもCBC賞もラジオNIKKEI賞も大外れだったので」

 そうだね。

 「まさかCBC賞でクリノガウディーが12着に沈むとは思いませんでした」

 週刊Gallopの成績欄に載っている横山典弘騎手のコメントを読むと、スタートで出ていけなかったのが誤算で、悪い馬場で周りが軽ハンデだったのも不利だったと言っているね。レース短評には「直線で狭いところに入ろうとして入れず、手綱を引っ張ったのが痛恨。58キロを背負っているだけにブレーキがかかると厳しい」とあるね。

 「鈴木さんの本命タイセイアベニールは4着」

 3着とはハナ差だけど、1着ラブカンプー、2着アンヴァルともノーマークだったから3着に来ても馬券は取れなかった。

 「七夕賞も、まさかグレイトオーサーが10着になるとは…」

 Gallopによると、レーン騎手は「リズム良く折り合うことができませんでした。そのぶん、最後の伸びを欠いてしまいました」って。

 「Gallopってすごいですね。なんでもあるんだ」

 カスタマイズ馬柱の「Deep」でも、Gallopにあるレース後のコメントやレース短評を読めるよ。それで月額税別900円。ツッコミを入れられる前に言っておくよ。PRするのも仕事だからね。

 「鈴木さんの◎サクラトゥジュールは6着。後先勝負をしなくてよかったです」

 私的な賭けはご法度だからね。

 「は~い」

 先週紹介した「大学競馬サークル対抗第2回Deep選手権」では一橋大が、勝った8番人気のバビットの単複をずばり的中。大したもんだよ。

 「一橋大といえば国立のエリート大学。やっぱり、爪のあかを煎じて飲ませてもらった方がよさそうですね」

 そうかもね。穴狙いが多かった琢磨やもりやさんがいたら、バビットの馬名も「居酒屋ブルース」の中に出ていたかもしれないな。本命にはしないだろうから、外れは一緒だけど…。

 「また、その名前が出ましたね」

 気にしないで。いつも言っているように、「居酒屋ブルース」の最後にある「主な登場人物」から削除したくないだけだから。

 「はいはい。でも反省会はこのくらいにしましょう。今週の重賞は七夕賞とプロキオンS。どちらを勝負レースにするんです?」

 先週、福島の重賞を勝負レースにして駄目だったから、今週はリベンジマッチ。七夕賞にするよ。

 「だから冒頭で七夕のフリを入れたんですね。なるほど」

 少しは季節感を出さないとね。じゃあ、桃ちゃんの2重賞の本命を聞こうかな。

 「七夕賞の◎はブラヴァスです」

 元メジャーリーガー、佐々木主浩さんの所有馬だね。

 「馬主としても持ってますから。2連勝で臨んだ前走の新潟大賞典は、しぶとく伸びて勝ち馬から2馬身ちょっと差の4着。そんなに負けていないのに4着だからハンデは据え置きの55キロというのがいいですね。キングカメハメハ産駒だけに、梅雨時の重い馬場も合ってそうだし、前めの競馬ができるのもいいと思います。ここで良血が開花します」

 プロキオンSは?

 「紅一点のヤマニンアンプリメを本命にしました。宝塚記念はクロノジェネシスが6馬身差で圧勝して、CBC賞は13番人気のラブカンプーが逃げ切って、11番人気のアンヴァルが2着と牝馬の活躍が目立つので。ここ10年のプロキオンSでの牝馬の成績は【2・1・1・7】(左から1着・2着・3着・4着以下)と、いいんです。鞍上は武豊さんだし、一発があっていいと思っています。鈴木さんの本命はなんです?」

 プロキオンSはラプタスにしたよ。全6勝は今回と同じダート1400メートルで挙げたように、千四(1400メートル)のスペシャリスト。ここ2戦は黒船賞、かきつばた記念と地方交流重賞を連勝しているので、その勢いも買いたいね。

 祖母のテンザンストームは、3歳のときに名馬タイキシャトルを芝1400メートルの菩提樹Sで破ったことで有名。その快足を受け継いでいるようだ。

 半兄のマジェスティハーツは芝のマイル、2000メートルの重賞で善戦するも2着が最高着順。兄の鬱憤を弟が晴らすかもね。

 ◎ラプタスから、○エアスピネル、▲ダノンフェイス、△サクセスエナジー、サンライズノヴァ、スマートダンディー、トップウイナー、ヤマニンアンプリメに流す馬券を買ってみたい。

 さて、勝負レースの七夕賞だ。

 こちらはノーブルマーズが本命。

 「2年前の宝塚記念の3着馬ですか」

 ここはチャンスじゃないかな。重賞で馬券に絡んだのは去年の小倉記念の3着が最後だけど、その後も重賞だけ走って4着、8着、8着、4着、4着、4着と健闘。梅雨時の時計がかかる馬場でレースができそうなのもプラス材料だし、そろそろ馬券圏に来てもなんら不思議はないよ。持ち前のしぶとさが生きる展開になれば勝機もあるはずだ。

 ◎⑨ノーブルマーズ
 ○⑥ジナンボー
 ▲⑬ブラヴァス
 △①バレリオ
 △②ウインイクシード
 △③クレッシェンドラヴ
 △⑤マイネルサーパス

《3連複》1頭軸流し
 ⑨-①②③⑤⑥⑬(15点) 各600円

《馬連》
 ⑨-⑥⑬ 各500円

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

主な登場人物
ミチヤ…ひいきの居酒屋の店主。ずぶの素人から、どこまで競馬に興味を持ってくれるか
桃ちゃん…ひいきの居酒屋のアルバイト。馬券のセンスが抜群の競馬女子(UMAJO)。ちなみに、居酒屋ブルースのUMAJOは、酒場のあすピー→バイトのマヤ姉(ねえ)→桃ちゃんと変遷
カズマサ…夢の中の(?)ひいきの居酒屋の店主。馬券はデータ派。この居酒屋ブルースの世界から去っていった
琢磨…夢の中の(?)ひいきの居酒屋のスタッフ。好不調の波はあるが、馬券が当たると好調が続く。カズマサ同様、この居酒屋ブルースの世界から去っていった
もりやさん…夢の中の(?)ひいきの居酒屋の常連客。競馬とお酒が大好き。カズマサ、琢磨と一緒にこの居酒屋ブルースの世界から去っていった

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July 11, 2020 at 02:35PM
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