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Friday, June 5, 2020

「えらそうだな」自宅でオンライン会議中に妻から手渡されたメモが強烈...どんな状況だったか聞いた - FNNプライムオンライン

妻から手渡された1枚のメモ

新型コロナウイルスの影響で浸透しつつあるのが、在宅勤務などのテレワーク。

通勤時間を削減できる、業務に集中しやすいなどのメリットもあるため、これまでの勤務形態より働きやすいと感じる人もいるのではないだろうか。

その一方で、単身世帯でない家庭においては「職場での自分の様子を家族の前にさらけ出してしまう」という現象が起きているようだ。この問題に直面した夫婦の“あるやりとり”が今、反響を呼んでいる。

メリットも多いテレワークだが...(画像はイメージ)

「自宅でテレカンしてると妻がそっとメモを渡してくる」
※テレカン(テレフォンカンファレスの略称。テレビ・電話での遠隔会議を指す)

このような投稿をしたのは、Twitterユーザーのおじ子(@ojihei)さん。5月下旬、業務上の遠隔会議を自宅でしていたところ、奥さんからいきなり1枚のメモを手渡された。

見てみると、メモにはこう一言だけ書かれていたという。

「えらそうだな」

奥さんから手渡された実際のメモ(提供:おじ子さん)

直感的かつ、切れ味鋭い指摘…。

職場であれば恐らく聞くことのないであろう言葉だ。走り書きのような文体が、また何とも言えない雰囲気と面白さを醸し出している。
 

この投稿は他のTwitterユーザーからも大きな反響を呼び、寄せられた「いいね」は9万以上にのぼっている(6月3日現在)。リプライ欄では「泣いていい」「仲良いなw」「奥さんの愛しか感じない」といった反応が相次いだ。

もしかしたらこれは、家では見せない“会社での顔”に家族が気付く“テレワークあるある”なのかもしれない。こうしたやり取りができる時点で夫婦仲が悪いわけではなさそうだが、気になるのはこのときの状況だ。なぜ、奥さんはいきなりこんなメモを手渡したのだろうか。
おじ子さんに聞いてみた。

「ハッ」とさせられた

――遠隔会議はいつごろから、どんな環境で行われている?

2020年3月ごろからテレワークとなり、自宅の一室かマンションの共用施設であるラウンジで仕事をしています。遠隔会議では、社員同士が画面を共有しながら説明し合うため、私はコミュニケーションを取るとき以外は基本的にカメラオフの通話で参加しています。

――奥さんが「えらそうだな」というメモを手渡してきたときの状況は?

後輩と会議をしていたのですが、リクライニングチェアにふんぞり返り、後輩に指示出しをしている私を見て、イジるつもりで渡したようです。話の内容まで聞いていたわけでなく、後輩を助けるといった意図ではないそうです。

ふんぞり返っていたというデスク(提供:おじ子さん)

――メモを渡されたときの気持ちと影響は?

気付かぬうちにイライラしていたのかもしれないと、ハッとさせられました。今回のメモは話の内容を聞いていたわけではなかったのですが、「口調でイライラしているのがわかるときがある」とも指摘され、話し方を気を付けようと思いました。

――口調については、どう気を付けている?

自分では気付かないのですが、(奥さんによると)喋るのが早くなったり、語気が少し強まることがあるそうです。指摘されてからは自分を客観視して、いら立っていると感じた際は深呼吸するなどして、気持ちを落ち着かせるようにしています。
 

「家では妻の尻に敷かれています」

――家庭と職場で、違う表情を見せていると思うことはある?

家では妻の尻に敷かれていますが、仕事ではクライアントへのプレゼンやチームメンバーへの説明など、自信が無さそうだと説得力が出ない場面もあります。強く意識はしていませんが、振る舞いに差は出ていると思います。

――奥さんから、他に指摘されたことはあるの?メモで渡されたことは?

他にも「ロジカルに話すことに酔ってそう」「イライラしてたね」などと指摘されたことがあります。メモでいうと、業界でよく使われるカタカナ語(アグリー、ディスパッチなど)を私が多用していたときに、「それ日本語で良くない?」などと見せてきたことがあります。

※アグリー(賛成や同意などの意味)、ディスパッチ(作業を割り当てるという意味)
 

第三者の視点から指摘が入るようだ(画像はイメージ)

――Twitterでは「仲がいい」「いい奥さん」という反応も多かったが、夫婦仲は?

基本的には仲良くやっていると思っています。

――おじ子さんは、会社ではどんな立場?

外資系コンサルティングファームでマネージャーをやっています。
 

奥さん「私のおかげでバズれたので感謝しろ」

――反響を呼んだことについて思うことはある?

テレワークなどで時世に即した内容であったこと、「えらそう」が愛知周辺の地域では「大変そう」という方言らしく、妻が労わっているようにも見える(私は意図していませんでした)という意見で盛り上がったことなどが、反響を呼んだ理由ではないかと考えています。糸井重里さんなど、フォロワーが多い方にリツイートもしていただきました。

――奥さんはどんな反応をしている?

恥ずかしがっています。「私のおかげでバズれたので感謝しろ」と言っています。私個人としては正直、身近に指摘をしてくれる人がいるのはとても恵まれていると思っています。立場が上がると指摘してくれる人は減り、威張っていることに気付けない状況になりがちなので。

――テレワークをしてみて、思うことなどはある?

苦痛な通勤がなくなったり、家族の時間が増えるのはいいことですね。一方で課題を感じることもあります。例えば、家庭内でのセキュリティを担保、仕事内容の管理、自宅が職場環境に適していない人へのケアといったことについては、検討が必要だとも思います。
 

テレワークだからこそ、自身の行動や言動を省みることも必要はなず(画像はイメージ)

テレワークにはいい影響も多いが、今回は会社では周囲が指摘してくれない自分の行動や言動に気付くことができたようだ。
おじ子さんの奥さんは、そんな要素を指摘してくれた、現代ならではの「内助の功」と言えるかもしれない。

※内容を一部修正しました
 

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June 03, 2020 at 06:39PM
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