新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けた日常生活。家でスマートフォンを操作する時間は増えたはず。記者も同じ。ツイッターを眺めていると、白河市のご当地キャラクターやヒーローが楽しそうに体を動かす動画を見つけた。布団の中にいるだけではいけない。スクワットだ。心を動かされ、動画撮影に参加してみた。(白河支社・伊藤大樹)
一緒に撮影したのは「しらかわん」と「ダルライザー」。外出自粛に慣れてしまった体が求めていた運動動画。指導してくれたのはパーソナルジムONESWORXの代表二武維朗さん(52)。下半身を鍛えるスクワット編に出演した。普段は写真を撮る側が多いため、カメラを向けられると新鮮で少し緊張してしまうが、間を置かずに撮影が始まった。
動画が公開されたのは5月上旬ごろから。自宅で体を動かす機会をつくってもらおうと企画したのが始まり。既に動画の本数は30本を超えた。「ツイッター」でも公開され、ファンを中心に話題になっている。
撮影は進む。二武さんが足を左右交互に開き、手を前に突き出して腰を落とす。見よう見まねでやってみる。ゆっくりと腰を落としていく。およそ3分ほどのエクササイズを終え、少し息切れしながらもほのかな達成感を味わっていた。
本気でスクワットに取り組んだのは何年ぶりだろう。「たまには体を動かすのも気持ちいいな」。そう思っていると、強度が上がっていく。しらかわんが元気そうにはしゃぎ、ダルライザーが「余裕そうだね、続けてやろうか」と笑う。二武さんも「じゃあ次はもっとつらいのにしようか」とカウントを始めた。そろそろ太ももが限界なんですけど。
次は足を前後に開き腰を落とす。さらに太ももが悲鳴を上げる。最後のゆっくりスクワットで体が崩れ、手をついてしまった。1カ月ほど「おうちトレーニング」を続けてきたというしらかわんは「体力ついたワン」と余裕の表情だ。毎日運動を続ける大切さを痛感した。
翌日、記者は筋肉痛。階段を上るのがつらかった。おうち時間の運動も、「新しい生活様式」に取り入れていこうと、心に誓った。
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ダルライザー、しらかわん ダルライザーは白河市のご当地ヒーローで、決めぜりふは「努力と工夫で何度でも立ち上がれ!」。転んでも起き上がるダルマがモチーフ。2017(平成29)年には主人公の映画も公開された。しらかわんは白河市公認キャラクター。13年に市内で開かれた「ご当地キャラこども夢フェスタ」で初めて登場した。好きな食べ物は白河ラーメン、白河そば、南湖だんご。
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June 28, 2020 at 10:04AM
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