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Saturday, April 25, 2020

鈴木蘭々の第一印象は「パワフル」、音楽プロデューサー・川原伸司が感じた「可能性」:対談(MusicVoice) - Yahoo!ニュース

<対談(全3回):鈴木蘭々×川原伸司(1)出逢いと再会>  90年代絶大な人気を誇った鈴木蘭々。昨年は芸能活動30周年を記念したコンサートを開き、新曲も発表するなど再び音楽活動に力を注いでいる。当時から高い評価を受けていた歌唱力は今も変わらず。そんな彼女が4月24日に新曲「Mother」をデジタルリリースする。認知症の母親を持つ友人の“親子の絆”を込めたバラード。歌詞は鈴木。作曲はデビュー当時の音楽プロデューサーで、過去に楽曲提供も行ったことがある“平井夏美”こと川原伸司。川原は鈴木の歌声に、松田聖子や沢田研二、井上陽水からも感じた個性があると絶賛する。今回は対談で鈴木の魅力、新曲の秘話に迫る。第一弾は出会いと再会、鈴木の歌声の魅力、新曲の歌詞に込めた思い。【取材・撮影=木村武雄】 【動画】鈴木蘭々「Mother」ミュージックビデオ

出会いは共通の知人、素晴らしいシンガーと感じた

――最初の出会いは? 川原伸司 僕は当時、蘭々が所属していたソニー・ミュージックのダブル・オーというレーベルの役員をやっていて。彼女はそこからデビューするんだけど、当時のほとんどの作品は筒美京平さんが書いていた。後半はいろんな人が書いていたんだけど、そんな繋がりがあったんですよ。蘭々と会うのは数年ぶりで「お願いがある」と言うからてっきり借金かなと思ったら「曲を書いてほしい」って(笑)。 鈴木蘭々 借金だなんて(笑)でも再会したのは20年ぶりぐらいですよ。 川原伸司 でもね、僕は蘭々のコンサートに行って顔を見ていたし、共通の友人がいたので彼から話は聞いていたんですよ。だから久々に会ったという感じではないですね。 鈴木蘭々 もともと家も近所でしたし。 川原伸司 そうだね。 鈴木蘭々 そもそも再会するきっかけは2018年の正月ぐらいだったんです。共通の知人から電話がかかってきて「今、お前のファンと飲んでるんだぞ」って。 川原伸司 その知人というのが僕の高校の同級生なんですよ。彼が彼女を紹介してくれたんですよ。同級生とか友人の紹介なんてものはだいたい“ろくな人”がいないんですよ(笑)。でも話や歌を聞いたら素晴らしいシンガーで、それでデビューしてもらった。 ――素晴らしいシンガーということですが、当時の蘭々さんの印象は? 川原伸司 最初はどこかで見たことがあるなと思ったんですよ。FLYING KIDSのPV(1990年発売の楽曲「幸せであるように」)に彼女が出ていてね。 鈴木蘭々 そうです! 川原伸司 FLYING KIDSは当時、ビクターにいたから(川原氏はダブル・オー以前はビクターレコードに所属)。面白いPVだし、最初に出てくる少女は美形だなって思っていたらそれが蘭々で、「あの時の人だ」という印象だったから歌が歌えるとは思ってもいなくて、それで聴いたら驚いて。めちゃくちゃパワフルで、僕の好きなタイプのシンガーだった。

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