
500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。
今回のテーマは、キャリア女子が好きになりがちな「仕事中心男子」とのコミュニケーションのコツです。
仕事を最優先にしていた20代
都内の総合病院で、看護師として働く木原友恵さん(仮名・37歳)は交際相手で公務員の達也さん(仮名・40歳)との将来について漠然とした不安を抱いており、私のところにやって来ました。
2人が出会ったのは10年前。友人の主催した合コンでした。小柄でぽっちゃりとしており、明るくよく笑う友恵さんは、合コンでも人気者。当時も今も友人たちから、いろいろな合コンに呼ばれることが頻繁にありました。
とはいえ、27歳当時の友恵さんは仕事でのキャリアアップに熱心で、恋愛ごとにはあまり積極的ではなく、合コンに参加することはもちろん、そこで見知らぬ男性達と連絡先を交換するのも、本音では「面倒くさい」と感じていたのです。
友恵さんは8歳の時に、ハイパーエリートだった母を病気で亡くしています。世界中を飛び回り、ほとんど会話もしていなかった母……病で母が倒れてから、友恵さんは毎日病院に通います。そのときに、入院中に献身的なサポートをしてくれたのは看護師さん達でした。彼女たちのように自分もなりたいと考えて、看護師を志します。
合コンは出会いよりもお酒を楽しむ場所
看護学校をトップレベルの成績で卒業し、看護師として働き始めて数年。仕事には楽しいことも苦しいことも多く、恋愛よりもエキサイティングで楽しかったと振り返る友恵さん。
「とにかく、もっと勉強してキャリアを積み上げていきたい。もっと人の役に立ち、自分の収入も増やしたい」そう考えていたこともあって、合コンには出席しても、それはあくまでも友人の顔を立て、好きなお酒が飲める場所であると捉え恋愛は二の次だったと語ります。
そんな友恵さんが、いつものとおり「今日も飲むぞ」と誘われた合コンに出席すると、そこには一人、周囲とぎこちなく会話をする男性がいました。明らかに「人数合わせで呼ばれた」というのが見てとれます。それが今の友恵さんの交際相手の達也さんだったのです。
合コンの席で、なんとなく達也さんと会話することになった友恵さんは、達也さんと自分との共通点の多さに驚きました。
達也さんのお父さんは、達也さんが子供の頃に仕事中の事故で亡くなってしまったそうです。そして達也さんは、そのお父さんと同じ仕事に就きたい、と思って公務員を志し、今の仕事に就いたということ。
さらには、仕事でのキャリアップをしたいが昇進のための試験勉強が大変で正直言って合コンに来ている場合でもない、今回は友だちの顔を立ててきただけだ、ということまで友恵さんと同じでした。
それほど社交的ではなさそうですが、しっかりと自分の意思を持って、はっきりとした声で話す達也さんの雰囲気に、いつの間にか友恵さんは惹かれていきました。そして、達也さんも友恵さんに好印象を抱いたのでした。
二人とも合コンの場では、出会った人と連絡先を交換しても、そのまま誰とも連絡を取ることのないタイプです。それでも、どちらからともなく連絡を取り合うようになり、やがて交際へと発展していったのでした。
二人とも不規則な仕事であるということ、そして仕事をとても大切に思っていることを理解し合えていたこともあり、会ってデートできる頻度はそう多くありません。それでもその分、会えている時間を大切にできていたこともあって、不満は何もありませんでした。
そうして交際がスタートしてから5年ほど経った頃です。達也さんが異動になり、勤務地が友恵さんの住まいからそう遠くない場所になったこともあって、達也さんが友恵さんの家に移ってくる形で同棲生活がスタートしたのでした。
友恵さんは仕事優先人生ですが、すでにもう30歳。周囲の友人の間では結婚や出産の話が、普通に出るようになっていました。
「仕事は順風満帆。達也さんとの将来のことも考えたい」そう思っていた矢先に、達也さんとの同棲生活がスタートすることになりました。交際期間も5年を超え、この状況で友恵さんが結婚を意識しないワケはありませんし、友恵さんにしてみれば達也さんも同じことを考えていないわけがない……そう思っていました。
しかし、達也さんはこれまでと何ら変わることはありません。お互い不規則な仕事で、一緒に住んでいてもデートの頻度が増えるわけではありません。変わったことといえば、顔を見る機会が増えたくらいです。
ある日、友恵さんは、意を決して達也さんに聞いてみることにしました。
「二人の将来のことを、どう考えているの?」
それに対して、達也さんは「いずれ結婚したいと思っているし、もちろんちゃんと考えてる。ただ、今は仕事がお互い忙しいから、もう少し落ち着いてからちゃんと話そう」と答えました。
安心した友恵さんですが、その後一向に具体的な話は進まなかったのです。
達也さんは本気で結婚をする気がないのか……?続編に続きます。
(教えてくれた人/小川健次)
恋愛カウンセラー/営業・マーケティングコンサルタントとして、年間約500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のためのアドバイスが支持される。同時に、中小企業を対象とした営業、マーケティングのコンサルティングを行う。 株式会社リエゾンジャパン代表取締役、社団法人感覚刺激と脳研究協会理事ほか、多岐にわたる活動をしている。
Blog : https://ogawakenji.com/
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