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Saturday, January 4, 2020

トランプ氏「戦争阻止のために行動」…イラン司令官が「差し迫った攻撃を計画」 - 読売新聞

トランプ氏「戦争阻止のために行動」…イラン司令官が「差し迫った攻撃を計画」 - 読売新聞

 【ワシントン=横堀裕也、テヘラン=水野翔太】米国のトランプ大統領は3日、米軍がイラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のスレイマニ司令官を殺害したことに関し、記者団に「米国は戦争を始めるためではなく、阻止するために行動した」と述べた。事態の沈静化を図った形だが、米イラン間の緊張は高まっており、ロイター通信などは3日、トランプ政権が中東に米軍約3000人を増派する方針だと報じた。

 トランプ氏は滞在先の米フロリダ州で、スレイマニ司令官が「米外交官や米兵を標的として、差し迫った悪意ある攻撃を計画していた」と主張した。米政府高官によると、イラクやレバノン、シリアなどが攻撃場所として浮上していたという。

 トランプ政権は昨年12月末、在イラク米大使館が襲撃されたことを受け、イラクに米軍約750人を派遣すると発表したばかりだ。ロイターの報道などによると、中東には昨年5月以降、1万4000人の米軍が既に派遣されている。

 米国務省は3日、米国民にイラクから即座に退避するよう勧告した。米国は、イランの最高指導者ハメネイ師が報復を宣言していることを踏まえ、警戒レベルを強めている。

 一方、イラク国営通信は、米軍が3日夜から4日未明にかけて、イラクの首都バグダッド北部で親イランの民兵組織を再度空爆したと伝えた。ただ、米軍関係者は「我々はここ数日間、バグダッド北部で空爆は実施していない」とツイッターに投稿し、否定している。

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2020-01-04 10:24:00Z
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