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Thursday, September 30, 2021

Google、湯飲み型キーボードを披露 「スシ配列」採用 設計図を無償公開 - ITmedia

 Google Japanは10月1日、湯飲み型キーボード「Gboard 湯呑みバージョン」を発表した。発売予定はなく、3Dプリンタやプリント基板加工機向けの設計図と回路図、ファームウェアなどをGitHubで無償公開する。

Gboard 湯呑みバージョン

 円筒形にキーを配置することで、中心部分に125mlの収納スペースを生み出した。同社では「キーボードと湯飲みを一体化した画期的なキーボード」であり、「シーンをエラばずに使えるウニバーサルデザイン」と説明する。

 キーには魚偏の漢字を50音で並べおり、あいうえおの代わりに鯵(あじ)、鰯(いわし)、鰻(うなぎ)などの漢字を対応させたJIS配列ならぬ、「SSI(スシ)」配列を採用。「おさかな漢字変換」によって文字を入力する。

 キー数は58、キー仕様は「ロープロファイルメ『蟹』カルスイッチ」、キーピッチは「もちろんピッチピチ」、ストロークは「やけどしない深さ」、インタフェースはUSB Type-Cを採用する。キーボードの回路部の動作温度は、マイナス10度から60度、湯飲み部分はマイナス20度から140度までとしている。

Gboard 湯呑みバージョンの仕様

 同社はキーボードの開発経緯について、「お茶を飲んでいたら、湯飲みを倒してキーボードにお茶をこぼしてしまったという失敗をさけるために、新しく考案した」と説明。製作期間には構想6カ月、制作6カ月、熟成に18カ月を要したという(公開された動画は2020年3月以前に撮影されており、実際に18カ月経過している)。

 なんとなく4月1日の雰囲気が伝わってくるが、同社では10月1日は豊臣秀吉が天正15年に「北野大茶湯」という大規模な茶会を開いた日であり、誰でも好きな湯飲みを使ったと説明している。

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科学&テクノロジー

大切なiPhoneにレンズカバーを!NIMASOレンズカバーブラックが発売中 - IGNITE(イグナイト)

貴方の大切なiPhoneを守るため、レンズカバーをつけてみてはいかがだろう。

紅松は、iPhone 13、iPhone 13 pro、iPhone 13 pro maxに対応するレンズカバーブラックを発売した。

■レンズカバーブラック・3つのメリット
1.埃を防止:レンズのまわりにたまる埃を防止できる。レンズ周りの埃を気にされない人も多いが、実は、写真の画質に影響を与える可能性がある。

2.割れを防止:NIMASOのカメラレンズカバーは、本体落下時にも、レンズカバーにかかる衝撃を吸収してくれ、レンズ本体の割れを防ぐ。 NIMSAOのレンズカバーは、ガラスとアクリルを採用している。

3.その他特徴:透光性が良いガラスは、写真の画質を落とさない。さらに、アクリル素材は軽くて、割れにくいとともに、指紋がつくのを防止してくれる。また、レンズと密着するので、ケースと干渉することもない。

■NIMASOレンズカバーブラック誕生の経緯
9月15日に、Apple社は21年新製品を発表。iPhone本体と同時に、iPhoneのアクセサリーを手に入れるという要望に応じて、NIMASOは、iPhone 13、iPhone 13 pro、iPhone 13 pro maxに対応するレンズカバーを開発して、15日から販売している。

<NIMASOレンズカバーブラック 製品概要>
対応機種:iPhone13 全シリーズに対応
     iPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 pro、iPhone 13 pro max

公式サイト価格:1299円(税込)
※なお、24日から1割引きとなっている。

販売方法:通信販売

販売店:NIMASO公式サイト、Amazon、楽天市場

スマホを大切に使い続けるため、非常に役立つアイテムだ。

【URL】
公式サイト:https://bit.ly/3EjAYV5
Amazon:https://amzn.to/39kHtsa
楽天市場:https://bit.ly/3nv5FR9

【問い合わせ先】
アフターサポートセンター
URL:https://www.nimaso.co.jp/service

(suzuki)

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科学&テクノロジー

CORSAIR、独自のCORSAIR MARKSMANオプティカルセンサー搭載ゲーミングマウス「M65 RGB ULTRA」発売 - Dream News

株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区、代表取締役:川島義之)は、8000Hzもの超高速ポーリングレートを実現するCORSAIR AXONと、ボタン間のギャップをゼロにするCORSAIR QUICKSTRIKEテクノロジーにより、抜群の反応速度と高精度を両立したFPS特化型ゲーミングマウスM65 RGB ULTRAを2021年10月9日より、全国のPCパーツ専門店にて発売いたします。

◆M65 RGB ULTRA
M65 RGB ULTRAは、26,000DPIに対応したFPS特化型ゲーミングマウスです。1DPI刻みで調整が可能な独自のCORSAIR MARKSMANセンサーと、押している間だけ即座にDPIを下げる独自のスナイパーボタン、任意で設定可能な8つのプログラマブルボタンを搭載。8000Hzもの超高速ポーリングレートを実現するCORSAIR AXONと、ボタン間のギャップをゼロにするCORSAIR QUICKSTRIKEテクノロジーにより、抜群の反応速度と高精度を両立します。内蔵の6軸センサーと加速度センサーにより、極短のリフトオフ距離やチルトジェスチャーに対応しています。ボディはアルマイト処理を施した高耐久アルミニウムフレーム設計、97~115gで調整可能なウェイトシステムによりお好みの重心にセッティングできます。

◆M65 RGB ULTRA 製品特徴

・独自のCORSAIR MARKSMANオプティカルセンサー搭載
最大解像度26,000DPI、100DPIから1DPI刻みで調整可能なPIXART社製のPMW3391オプティカルセンサーを搭載しています。超高精度スキャンによりプレイヤーの意図するマウス操作を正確にトラッキングします。

・CORSAIR AXONによる8000Hzポーリングレート
CORSAIR AXONテクノロジーが更に進化を遂げ、通常のゲーミングマウスより8倍高速な8000Hzでのポーリングレートを実現。CORSAIR QUICKSTRIKEボタンとの組み合わせで、ミリ秒単位を争うゲーミングシーンでも最高速のパフォーマンスを発揮します。

・即座にDPIを下げる独自のスナイパーボタン
即座にDPIを下げる独自のスナイパーボタンを搭載しています。スナイパーボタンを押している間だけ設定した任意のDPIに下げ、ハイセンシングな状態から一時的にローセンシングに固定したプレイが可能です。

・インテリジェントコントロールシステム iCUE対応
先進のインテリジェントコントロールシステム、iCUEに対応しています。高度なマクロプログラミング、ダイナミックなRGBイルミネーション制御のほか、互換性のあるCORSAIRハードウェアを一括管理して同調ライティングを実現、システムモニタリングと連動したファン回転数制御さえも可能にした統合ユーティリティです。

・極短リフトオフ距離やチルトジェスチャー対応
6軸ジャイロと加速度計を搭載し、極めて短いリフトオフ距離に対応。更にマウスの前後左右を持ち上げるチルトジェスチャーをプログラムすることが可能。例えばマウス後端を持ち上げてリロードアクションをしたり、マウス左端を持ち上げてエモートを実行するなど、よく使う動作を直感的に割り当てる事が可能です。

・97~115gで調整可能なウェイトシステム
調整可能なウェイトシステムを搭載しています。プレイ環境やゲームタイトル、お好みのスタイルに合わせて97~115gの範囲でウェイトを調整することができます。


【発売詳細】

◆型番
M65 RGB ULTRA(CH-9309411-AP)

◆発売日
2021年10月9日

◆推奨価格
8,480円(税込)

◆製品情報ページ
https://www.links.co.jp/item/m65-rgb-ultra/

◆高解像度
https://www.links.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/M65-RGB-ULTRA.zip

※製品の仕様と情報は、予告なく変更される可能性があります。

報道関係のお問い合わせ先:
株式会社リンクスインターナショナル
広報担当 西田
TEL:03-5812-6149 FAX:03-5812-5821
東京都千代田区外神田6-15-11 日東ビル2階
URL: http://www.links.co.jp
E-mail: pr@links.co.jp

購入のお問い合わせ先:
株式会社リンクスインターナショナル 営業部
TEL:03-5812-5820 FAX:03-5812-5821
東京都千代田区外神田6-15-11 日東ビル2階
URL: http://www.links.co.jp
E-mail: sales@links.co.jp

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科学&テクノロジー

重量級タイトルも結構遊べる!? RTX 3050搭載で15万円台のゲーミングノートを検証 - PC Watch

LEVEL-15FX150-i7-NASX。直販価格は15万1,980円から

 PCパーツショップの「パソコン工房」で知られるユニットコムのゲーミングPCブランド「LEVEL∞」(レベル インフィニティ)。様々なゲームの推奨モデルを揃えるほか、プロゲーミングチームやストリーマー、声優などのコラボレーションモデルを積極的に展開。充実のラインナップを誇っている。

 その中で、8コア16スレッドのCPUにNVIDIA最新のGeForce RTX 3050を搭載して15万円台という良コスパを実現したのが15.6型のゲーミングノート「LEVEL-15FX150-i7-NASX」だ。仕事や学業にも使いやすいシンプルなデザインも特徴の本機を早速レビューしていきたい。

メモリやストレージ構成を変更可能

 「LEVEL-15FX150-i7-NASX」は、CPUにIntelの第11世代Coreプロセッサ「Core i7-11800H」を搭載。8コア16スレッド仕様でTurbo Boost時は最大4.6GHzまで動作クロックが上昇と、モバイル向けとしては高い性能を備える。その分、TDPは45Wと高めだ。メモリはDDR4-3200が16GB(8GB×2)、ストレージは高速なNVMe SSDが500GBと必要十分と言える。

CPUは8コア16スレッドの「Core i7-11800H」を搭載

 ゲーミングPCで最も重要と言えるGPUは「GeForce RTX 3050」。モバイル向けのRTX 3000シリーズで一番下位に位置しているが、CUDAコア数は2,048基とその数は多い(前世代のモバイル向けRTX 2060が1,920基)。ビデオメモリはGDDR6が4GB、バス幅は128bitとこのあたりはエントリー向けらしいスペックと言える。

 TDPやブーストクロックはノートPCの設計によって変わり、本機ではTDPは85W、ブーストクロックは1,500MHzに設定されていた。RTXシリーズなので、レイトレーシングや描画負荷軽減技術のDLSS(Deep Learning Super Sampling)に対応しているのが強み。実際の性能については後述する。

GPUにはモバイル向けのGeForce RTX 3050を搭載
TDPは85W、ブーストクロックは1,500MHzに設定

 このスペックで15万円台とコストパフォーマンスは高い。CPUとGPUの変更はできないものの、メモリは最大32GB、ストレージは3台まで追加が可能で、しかも容量は1台あたり最大2TBまで選べる。大作ゲームでは1本で100GBを超えることもあるため、複数のゲームをインストールしたい人にはありがたいポイントだろう。また、動画編集用に大容量ストレージを搭載したい、というニーズにも応えられる。

 サポート面は1年間の無償保証があるほか、有償になるが3年または4年間に延長も可能。修理金額や修理回数に上限なしと保証内容は手厚くなっている。出荷予定も2~5日後と十分迅速と言えるだろう。

【表1】LEVEL-15FX150-i7-NASXの仕様
CPU Core i7-11800H(8コア/16スレッド、2.3GHz~4.6GHz)
メモリ DDR4-3200 16GB
ストレージ 500GB SSD
液晶 1,920×1,080ドット表示対応15.6型
OS Windows 10 Home
インターフェイス USB 3.1 Type-C、USB 3.1、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、Mini DisplayPort、SDカードリーダ、Webカメラ、ステレオスピーカー、音声入出力端子
無線 Wi-Fi 6、Bluetooth
本体サイズ 364×258.5×33.8mm(幅×奥行き×高さ)
重量 約2.1kg

シンプルなデザインで幅広い用途に使える

 続いて、本体をチェックしていこう。

 ゲーミングPCではあるが、デザインは黒を基調としたシンプルなもの。そのため、ビジネス用途にも使いやすく、高い性能を活かしてクリエイティブ用途で活躍させるのもよいだろう。白色に側面を仕上げたキーボードのキーはよいデザインのアクセントとなっており、バックライトの発光色を選べるなど、ゲーミングPCらしい一面もしっかり持っている。

 本体の重量は公称で約2.1kg(バッテリ含む)でサイズは364×258.5×33.8mm(幅×奥行き×高さ)と15.6型だけに大きめ。さらにバッテリ駆動時間は約2.5時間と短いので、モバイル用途には向いていない。

シンプルで用途を選ばないデザイン
ディスプレイは最大でここまで開く

テンキー付きのキーボードを採用

 キーボードは、クセのない日本語配列で使いやすい。スペース確保のために小さくされがちな矢印キーが大きいのもナイスだ。キーピッチは実測で約19mmと十分な広さがある。テンキーを備えている点も、ビジネス用途に向いていると言えるところ。

 左下の「Fn」キーとファンクションキーを組み合わせることで、タッチパッドの有効/無効、外部出力への切り替え、ミュート、音量調整、輝度調整、機内モードへの切り替えなどが実行できる。タッチパッドは110×63mm(クリックボタン除く)と十分広い。

人気FPSで高フレームレートを出せる性能

 次にベンチマークで基本性能をチェックしてみよう。ベンチマークは「PCMark 10」、「3DMark」、「Cinebench R23.200」、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」、「ドラゴンクエストX ベンチマーク」、「CrystalDiskMark」だ。本機には、パフォーマンス、エンターテイメント、静音、省電力と4つの動作モードが用意されているが、ここではパフォーマンスに設定してテストを行なっている。

付属アプリの「CONTROL CENTER 3.0」で動作モードを設定できる
【表2】LEVEL-15FX150-i7-NASXのベンチマーク結果
PCMark 10
PCMark 10 Score 6,451
Essentials 10,240
App Start-up Score 14,566
Video Conferencing Score 7,819
Web Browsing Score 9,428
Productivity 8,891
Spreadsheets Score 10,703
Writing Score 7,386
Digital Content Creation 8,003
Photo Editing Score 9,753
Rendering and Visualization Score 9,641
Video Editting Score 5,452
3DMark
Time Spy 5,559
Fire Strike 11,823
Port Royal 673
Wild Life 30,829
Night Raid 40,929
Cinebench R23.200
CPU(Multi Core) 13,362
CPU(Single Core) 1,523
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
1,920×1,080ドット 高品質(デスクトップPC) 13,571
1,920×1,080ドット 最高品質 12,414
ドラゴンクエストX ベンチマーク
1,920×1,080ドット 標準品質 24,630
1,920×1,080ドット 最高品質 24,582
SSDをCrystalDiskMark 8.0.4で計測
1M Q8T1 シーケンシャルリード 2243.36
1M Q8T1 シーケンシャルライト 1160.48
1M Q1T1 シーケンシャルリード 1951.91
1M Q1T1 シーケンシャルライト 1159.27
4K Q32T1 ランダムリ-ド 557.51
4K Q32T1 ランダムライト 525.19
4K Q1T1 ランダムリ-ド 71.79
4K Q1T1 ランダムライト 119.97

 PCMark 10は、Web会議/Webブラウザ/アプリ起動の“Essentials”で4,100以上、表計算/文書作成の“Productivity”で4,500以上、写真や映像編集“Digital Content Creation”で3,450以上が快適度の目安となっているが、スペックを考えれば当然ではあるが、すべてスコアは約2倍ほど上回っている。CinebenchもMulti Core、Single Core両方ともノートPCとしては優秀なスコアで、苦手な処理がないことが分かる結果だ。

 ゲームに関しては、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」、「ドラゴンクエストX ベンチマーク」ともフルHD解像度かつ最高画質設定で十分快適にプレイできるスコアを出しており、オンラインRPGのプレイで不満を感じることはないだろう。

 ストレージは、シーケンシャルリードが2,243.36MB/s、シーケンシャルライトが1,160.48MB/sとNVMe SSDとしては特別速いわけではないが、550MB/s前後が限界なSATA接続のSSDよりもずっと高速だ。

 ちなみに、動作モード別の性能もテストしておこう。3DMarkを実行したところ、スコアが高い順にパフォーマンス、エンターテイメント、静音、省電力となった。ゲームで少しでも高い性能を出したいのであれば、パフォーマンスに設定しておくのがよいだろう。

動作モード別の性能

 また、モード別のCPUとGPUクロック、CPUとGPU温度も確かめておこう。ここではサイバーパンク2077を10分間動作させたときの、CPU/GPUクロック、CPU/GPU温度を「HWiNFO 7.10」で追っている。

CPUクロックの推移
GPUクロックの推移
CPU温度の推移
GPU温度の推移

 静音モードがCPU/GPUクロックが低めなのに、CPU/GPU温度が高いのは、単純に冷却ファンの回転を抑えるため。ほかのモードは、温度に合わせてCPUとGPUのファンが強烈に回るので温度は上がりにくい。高負荷時のファンの音は静かではないが、ゲーミングノートPCとして強烈にうるさいというほどではない。ヘッドフォンをしてプレイすれば気にならないだろう。

 しかし、ほかの家族がいる状況や、深夜にプレイする場合は静音モードにするのもアリだろう。ほかのモードに比べて圧倒的に静かになるからだ。

 意外にもパフォーマンスモードはCPUクロックが低い。その分、GPUクロックは最も高いのがポイントだ。ノートPC全体の熱処理に限界があることを考えると、ゲームのプレイにおいてはCPUクロックよりもGPUクロックを伸ばす方がよい、というチューニングなのではないだろうか。実際3DMarkではパフォーマンスモードがトップスコアなので、この方針は正解と考えられる。

 ここからは、搭載GPUのGeForce RTX 3050の実力を確かめるべく、いくつかのゲームでどの程度フレームレートが出るのか試していきたい。なお、動作モードはすべてパフォーマンスに設定している。

 まずは、人気FPSの「レインボーシックス シージ」と「Apex Legends」から。レインボーシックス シージはゲーム内のベンチマーク機能で測定、Apex Legendsはトレーニングモードの一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測している

レインボーシックス シージ
Apex Legends

 どちらもフルHD解像度かつ最高画質で快適なゲームプレイの目安となる60fpsを大きく上回った。これなら、高リフレッシュレートのゲーミング液晶を別途用意してプレイするという選択肢も入ってくるだろう。

 GeForce RTX 3050はレイトレーシングとDLSSにも対応しているということで、その両方をサポートするゲームとしてリメイク版の「Myst」を試して見る。一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。

Myst

 それほど重いゲームではないので、最高画質かつレイトレーシングを有効にしてもほぼ平均60fpsを達成。DLSSを活用すれば、平均97.4fpsまで伸ばせる。

 では、重量級と言えるゲームではどうだろうか。同じくレイトレーシングとDLSSの両方をサポートする「ウォッチドッグス レギオン」と「サイバーパンク2077」を用意した。ウォッチドッグス レギオンはゲーム内のベンチマーク機能で測定、サイバーパンク2077は街中の定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。

ウォッチドッグス レギオン
サイバーパンク2077

 どちらも動作に高いマシンパワーを求めるゲームだけあって、高い画質とレイトレーシングを組み合わせるとDLSSを使っても平均60fpsに到達するのは難しい。重量級ゲームをプレイするなら、レイトレーシングを使わず、描画負荷を軽減するDLSSだけを活用するのが現実的だ。

 とは言え、エントリークラスのGPUでちょっと画質を設定を落とせば、重量級ゲームが快適に遊べる、というのは非常にうれしいところ。RTX 3050は侮れない性能を持っていると言ってよいだろう。

PCゲームを一通り遊びたい人にピッタリ

 価格が15万円半ばと考えると、8コア16スレッドのCPUにレイトレーシングとDLSSの両方に対応するGPUの組み合わせはかなりお得だ。軽めのFPSなら高いフレームレートを出せ、重量級ゲームも画質をちょっと気にすれば十分快適にプレイできると、PCゲームの世界を知りたい入門機として最適。CPU性能が高いだけに、テレワークやクリエイティブな用途にも向いている。バランスがよく、多くの人に勧めやすい1台だ。

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音楽の演奏は「アスリート的」な楽しさも…その理由は?【長濱ねる×SPECIAL OTHERS ACOUSTIC】(J-WAVE NEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

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不仲“売り”の紫雷イオ組V2成功 絶妙連係にスターク「絆が育ってきた」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

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ガスリー「ミスが多すぎた。ポイントに値しない」ロシアGPの作戦失敗&13位フィニッシュに落胆|F1(DAZN News) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

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紫雷イオとゾーイの不仲がちょっと解消!? 好連携でNXT女子タッグ王座V2【WWE NXT】(TOKYO HEADLINE WEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

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Nreal、Lightよりさらに軽い「Nreal Air」発表 日本でも12月発売予定 - ITmedia

 中国Nrealは9月30日(現地時間)、昨年日本でも発売した「Nreal Light」よりさらに軽量なスマートグラス「Nreal Air」を発表した。12月に日本、中国、韓国で発売する計画だ。

 air 1 (画像:Nreal)

 価格は公表されていないが、米The Vergeなどによると、Nreal Light(日本での販売価格は約7万円)の何分の1かになるという。

 軽量になるだけでなく、機能もNreal Lightより少なくなる。アウトカメラがないので位置トラッキングはできず、主に目の前に広がるスクリーンを見るためのデバイスという位置づけになっている。

 air 2 (画像:Nreal)

 同社は、Nreal Lightのほとんどのユーザー(韓国ではユーザーの約78%)が主に動画のストリーミングにこの端末を利用していることが分かったため、その機能に特化したより安価な製品を開発することにしたとThe Vergeに語った。

 重さは77gと先代(106g)よりかなり軽い(米Facebookが先月発表した「Ray-Ban Stories」は約50gからだ)。

 Nreal LightはAndroidのみをサポートしたが、Nreal AirはiPhoneもサポートする。

 視野は46度とLightより狭いが、リフレッシュレートは90Hz、ピクセル密度は49PPDに改善された。

 Nreal Lightは日本ではKDDIが販売している。Nreal Airについては本稿執筆現在、KDDIからは発表はない。

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これならスマホの故障知らず? ワイヤーがバイクの振動を吸収する車載ホルダー - ギズモード・ジャパン

4本のワイヤーで浮いてる!?

先日、Apple(アップル)から直々に「大型バイクの振動はiPhoneのカメラ機能に障害をもたらす」という注意喚起が発表されましたが…「それでも配達業やツーリングしたい人には必要だ」という方々は、衝撃を吸収するバイク用マウント「GUARDAMPER」がよさそうです。

Video: RAKUNEW/YouTube

ワイヤーをクッションにする斬新さ

決め手はスマホを装着するホルダーと、マウントの間にある4本のワイヤー。これらが全方位からの衝撃や揺れを吸収するのです。

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Image: GREEN FUNDING

スマホの脱着は滑らせるような1アクションでOK。左右から挟むアームは位置を変えられるので、ボタンを誤作動させる心配がありません。ホルダーは0.9mmと薄いので、装着したまま握るように操作することが可能。充電ポートに接続できる穴もあるので、バッテリー切れの心配もありませんね。

バイク乗りは出資してみよう

「GUARDAMPER」は、GREEN FUNDINGにて早割25%オフの9,450円で出資できるようになっています。ベース部分はハンドルバーかミラーのどちらかに付けるものが選べ、スマホの重さに応じて変えられる、強度の違う交換用ワイヤーが1セット付属します。もしサンシェードもほしければ、2種類のベースも同梱されたフルセットが1万1800円というプランもあります。高さ18cm×幅9cmまでのスマホですが、ほとんどの機種に対応できそうですね。

なるべくスマホに振動が伝わらないための最適解は、ワイヤーで浮かせることだったんですね。

Source: YouTube via GREEN FUNDING

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スティーブ・ジョブズ没後10年 Appleの隆盛を支えた「ジョブズとクック」が成し遂げたこと - ITmedia

 2021年もiPhoneが発売され、その関連の仕事はピークを超えつつある。日本でiPhoneが発売されたばかりの頃(すなわち10年ほど前まで)は、レビューや分析の仕事以上に、テレビや新聞向けに「iPhoneとはなにか」という解説の仕事が多かったようには思う。すでにスマホは生活の道具として定着しているので、今はレビューなどが軸になったわけだが。

 そんなiPhoneを生み出した、スティーブ・ジョブズが亡くなってから、もうすぐ10年がたとうとしている。彼が偉大な人間であり、世界を変えた人物の1人であることに疑いはない。

2010年1月、iPadの発表会でのスティーブ・ジョブズ。2011年10月5日に亡くなってから、もう10年がたとうとしている

 では、現在のAppleのCEOであるティム・クックはどうか?

Appleの現在のCEOであり、ティム・クック。画像は9月のApple発表会の映像より

 「今のAppleにジョブズがいれば」という批判をする人は少なくない。だが、ちょっとそれもズレているんではないかな……と筆者は考えている。iPhoneを生み出したのは、「ジョブズとクックというタッグだった」と考えているし、クックがAppleを引き継いだ結果として、これほど巨大な産業が出来上がったのだから。

 今回はジョブズ没後10周年でもあり、改めて「ジョブズとクック」についての、筆者の分析を語ってみたいと思う。

この記事について

この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2021年9月27日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みはこちらから。さらにコンテンツを追加したnote版『小寺・西田のコラムビュッフェ』(月額980円・税込)もスタート。

タッグチームだった「ジョブズとクック」

 Appleの製品、特に1997年にジョブズが同社に復帰して以降の製品に、ジョブズの発想が大きく関与していたのは、皆さんもご存じの通り。Appleは、創業期・1985年から1997年まで、1997年以降で、それぞれ別の企業の顔をしているくらい違う。その功績はここで説明しなくても、十分ご存じのことだろう。

 今のAppleを支えているハードウェアは、どこかにジョブズ時代のルーツがある。Apple Watchはジョブズ没後にスタートしたものであり、ハードウェア的に直接的な関わりはないが、watchOSのコアがiOSであり、さらにそのコアがNeXT時代の産物であること、プロセッサもiPhone向けに開発されたリソースを引き継いでいることなどを考えると、「どこかにジョブズの血が流れている」と言っても過言ではない。素晴らしい功績だ。

 一方、ジョブズの力だけでAppleの隆盛が成し遂げられたのか、というと、決してそうではない。

 ティム・クックは、ジョブズがAppleに復帰した翌年、1998年にAppleに入った。IBMやCompaq(HPによる買収前だ)を経て、将来的にAppleの調達・セールスなどを統括する立場になることを前提としての合流だった。

 クックがAppleのCOO(最高執行責任者)になるのは2005年になってからだが、調達・セールスの両面をずっと担当してきた。輝かしく語られる「ジョブズ復帰後のApple」を実務面で支えていたのは、実質的にティム・クックなのである。

Apple復帰からiPhoneまで、変わり続けたApple

 ジョブズが亡くなるまでのAppleの製品を分析すると、1998年の「iMac」から2000年の「iPod」発売まで、iPod時代からiPhoneが出た2007年まで、そしてiPhoneが急激に売れて携帯電話市場でメジャーな存在に上り詰めていく2011年まで、という3つの時代に分けることができるように思う。

 2000年まで、Appleの最大の課題は「過去の非効率な製品ラインを整理すること」だった。生産性が悪く、市場での競争力も落ちていた当時のMacに大なたを振るい、競争力のある製品を軸に据えることが重要な課題だった。

 ここで最も重要だったのは、商品を魅力的なものにすることであり、魅力的に見せることだった。そこではジョブズの力が最大限に発揮される。

 とはいえ、彼も過去に比べかなり現実的な部分が出てきたので、新機種のためにいきなりOSを全部入れ替えるとか、みたこともない技術を盛り込むことを望むようなことはしていない。1998年に生まれたiMacは「技術的には普通の存在」だが、商品企画としては、こだわりと割り切りが山盛りになった特別なものに仕上がっていた。量販店の言いなりになっていた部分がある販売施策を変え、Apple主導での販売形態を整えていったことで、同社の収益は改善する。この点でもう、ジョブズが過去とは違い「経営者として成長していた」ことが分かる。

 「魅力的な商品で自社に有利な立場を維持する」というのはコンシューマー向け製品の基本だが、その軸をこの時期にガッツリ作りにいったことが、この時期にAppleが行った改革の特徴だ。

 すなわち、「ジョブズという非凡なリーダーが作る製品を売る体制」を整えていたのがこの時代、と言ってもいい。

 次の時代は「iPod」の時代だ。MacやPCは生活の中で重要なものだが、どこにいても持っているものでもないだろう。……まあ、ノートPCが主流になってから、みんなカバンの中に入っている時代にはなったが、財布のように肌身離さず、というわけでもない。誰もが持つ、圧倒的に大量に売れる製品をAppleが手掛けるようになったのはiPodの時代からである。

 iPodも、技術的にみてそこまで特別な存在ではなかった。そのことが家電メーカーを見誤らせた部分は大きかったろう。だが、大量の楽曲を「快適に」扱えるソフトウェアや、楽曲販売を「快適に」行えるプラットフォームとの連携は、「技術的には可能」でも、早期に同じものを作って顧客を満足させるのが難しい存在でもあった。HDDからフラッシュメモリへ移行し、どんどん小さくなっていくことでデザインが変わり、消費者の購買意欲もそそった。そこにはまさに「ジョブズというアイコン」が強く作用している。

 同時に重要だったのは、iPodが世界中に「滞りなく流通していった」という事実だ。

 背面をキラキラに磨き上げたものを大量生産するのは大変だ。そのための職人の確保を含めたパートナー戦略が、その後のAppleの製品づくりの根幹をなしていく。

 今では、アルミ素材から削り出した精度の高いボディーを使った製品はありふれている。それを特別なモデルに使うのではなく、「世界中に大量に販売する製品」に使ったのは、この時期のAppleから広がったもの、といえる。

 大量に作り大量に流通させることを前提に製品1台あたりの質を向上させる、というやり方が、この時期にiPodとMacBookで生まれ、一気にAppleのお家芸となっていった。

 そうした製品への「こだわり」は、もちろんジョブズがいてのことである。

 一方で、こうしたオペレーション全体を構築し、最適化を推し進められたのは、ティム・クックがいてのことでもある。パートナーを選んで大量に生産を委託し、それを前提に製造方法にまで踏み込んで最適化を行うわけだ。

 ジョブズ復帰から数年は樹脂製ボディーをAppleは多用していたが、次第にアルミの比率が増えていく。それは、出来上がった製品の質と歩留まり、そしてリサイクルを含めた生産性の面で、アルミという素材の価値が高いと判断してのことだ。こういうサイクルの決断はビジネス的に面倒な部分も多々ある。だが、そこにクックという存在がいたからこそ、ジョブズは自分がやりたい部分に集中して仕事ができたのだ、とも思う。

 もう一つ指摘しよう。

 この頃から、発表直後から製品を予約したり購入したりできるようになっているのにお気付きだろうか?ジョブズが「Today」というと、その後から製品が買える。これは消費意欲をたき付けるには最高の演出だ。

 だが、流通の面を考えると正直大変である。一気に需要が盛り上がるわけで、ちゃんと数を積んでおかないと売り逃す。自社網での販売が増えたとはいえ、世界中の店舗に品物を滞りなく流すためには、相応の準備が必要なのだ。

 今はさすがに「Today」は減ったものの、それでも、発表から10日もすれば販売が始まる。多くのメーカーを見回しても、こんなに発売までのタイムスパンが短いところは少ない。

 この頃から、Appleは「一気に大量の製品を生産し、世界中に流通させる」テクニックを多用するようになる。ティム・クックの作り上げたこの生産・流通体制こそが、その後のiPhoneの大ヒットを支える基盤となる。

iPhoneこそが「クック時代のApple」の象徴

 その後Appleは、「PCともMacとも違うアーキテクチャで、より日常的に使うコンピュータ」をヒットさせる。現在のスマートフォンとタブレットであり、その起点となったのはiPhoneだ。

 iPhoneは世界初のスマートフォン「ではない」。同時に、iPadも世界初のタブレット「ではない」。だが、消費者が快適に思う要素はなにか、魅力的だと思う要素はなにかを考え、すでにある携帯電話やPC/Macの事情にあまりとらわれずに開発したことで、世の中に「こういうものが次の電話である」「こういうものが家庭に入るコンピュータである」という印象を植え付けた。そこには、ジョブズの強いリーダーシップが必要だったことは疑いない。

 一方、2007年にスタートした時のiPhoneは、まだそこまで強気で大量に販売する想定でなかったのも間違いない。Appleとして、携帯電話市場で「一桁のシェア」を目標にしていたくらいなのだ。

 ただ、2008年販売国を拡大した「iPhone 3G」が登場し、ソフトバンクが使った「通信契約によって端末価格を割り引く」という販売モデルのヒットもあって、比較的高価なiPhoneを多数売るモデルが広がった結果、急速に市場が拡大した。

 AppleによるiPhoneの作り方が大きく変わったのは、2010年6月に登場した「iPhone 4」からである。ここからAppleは、自社開発半導体である「Aシリーズ」を採用し、ディスプレイも一気に高解像度な「Retinaディスプレイ」に変わった。どちらも大量生産・大量販売を前提にしないと作れない。最初のAシリーズは、同年1月に発表された「A4」で、iPhone 4に採用されたのもこれだ。

iPad発表時のジョブズの写真をいくつか。ソファであえてリラックスして使う姿も見せたが、体調の問題もあったのかもしれない
iPad発表会後、アメリカの著名なジャーナリストであるウォルト・モスバーグと話すジョブズ。後ろにいるのは、やはり同様にIT分野で著名なジャーナリストのスティーブン・レビー

 ちょっと面白い話がある。

 ある人物が企業買収に伴いAppleに入る。そこからAppleの「自社半導体開発」は加速した。2010年に採用された「A4」、2011年に採用された「A5」の開発は彼が担当し、今に至る体制が出来上がる。

 その人物の名はジム・ケラー。AMDでAthlonの開発に携わり、64ビットアーキテクチャである「x86-64」を生み出し、Appleを退社したのちに再びAMDに戻り、今のAMDの強さの一端を担う「Zen」アーキテクチャを作った。

 そして、ジム・ケラーがAppleに入ったのが2008年である。初代iPhoneの反響を受け、「iPhoneが圧倒的な数売れる製品になっていくとしたらどうか。兄弟プロダクトとしてiPadが売れていくとしたらどうか」という戦略をたてはじめた頃だろうと推測できる。半導体開発には時間がかかるし、ディスプレイなどで特別な部材の大量発注を伴う関係を供給元と築き上げるにも、同様に時間がかかる。2007年に検討が始まり、2008年に人員・体制が整って2010年の製品をターゲットとする……とすればタイミングも合う。

 そしてここからAppleは、一気に「iPhoneを軸とした企業」になっていく。年間2億台を超える台数を生産することを前提に機能を決め、パーツの能力や生産数、調達企業との強い関係を構築していく。一方この頃から、ジョブズの病状は悪化し始めている。Appleは本格的にクック体制へ移行し、ジョブズの薫陶を受けたチームが「Appleというエコシステム」を運営する時代に入っていった。

 ジョブズが存命だった時代より、Appleは大きな会社になった。それはとりもなおさず、iPhoneが安定的に「億の数を売る製品」となったからだ。Appleが今の強みを維持できるのは、iPhoneの数があるからである。「数」を武器に生産ラインを押さえ、部材の在庫も優先確保していくことで、半導体不足が深刻な昨今でも、他社よりは優位な状況を保っているし、億の数を作るから最先端で高性能なプロセッサを搭載できるし、プラットフォームとしての強みも確保できる。ソフトウェアを1社で作り込めるのも、多数の製品で長く使い続けることを前提に、人員とコスト配分が可能であるからに他ならない。

 一方で、ディスプレイパネルなどでは「満足できる品質のものを億の数調達できない」から、スペックでは他社に先行されたりもする。調達先に対する強い締め付けが問題視されることもある。ジョブズの時代だって失敗や課題は多数あったし、どんな経営者だって全てが全てプラスというわけにはいかない。

「いけるジャンルはやめない」のがクック流か

 残るは、「iPhoneという巨大な成功に続くもの」を生み出せるか、ということだろう。VR/AR関連や自動車などいろいろあるが、まだその姿は見えていない。

 一つ感じるのは、クックという人は「行けると思ったらやめない」人なのかな、ということだ。

2019年9月、最後にリアルで撮影した時のティム・クックの姿を。次にリアル取材ができるのが2022年だといいが……

 思えば、iPadとApple Watchには共通の特徴があった。

 初代モデルが発表されると圧倒的に注目され、他社を巻き込んだ大ブームとなるが、一時的に停滞し、ある種の幻滅期が来る。

 だが、Appleは継続的な投資を止めなかった。結果として今、iPadもApple Watchも大きな柱に育った。ライバル製品はあるが、市場シェアでは追いつけていない。製品とプラットフォームを地道に育てた結果、支持が安定したのだ。

 今後なにか新しいものが来るとしたら、それも同じ経過をたどるのではないか、と思う。ブームになり、幻滅される。だが、それを持ちこたえて「続けた」結果としてしか、大きな市場は生まれづらくなっているのではないかとも思うのだ。

 そして、その余力を支えるのは結局iPhoneの収益である。

 ティム・クックという経営者の本質は、「いかに持続的な環境を作るのか」という点なのではないか……というのが筆者の結論だ。そのためのシステムを組み立て、最適化してきたティム・クックという人物は、経営者として、ジョブズとは違う意味で非凡な人物だ。

 そういうパターンを選びづらいという意味でも、他のスマートフォンメーカーは、Appleとは違うビジネスモデルを目指さざるを得ない。

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ゲーム会社、任天堂スイッチの4K対応ソフトを開発中-機材配布 - ブルームバーグ

任天堂の新型「スイッチ」の発表時、すでに競合製品では一般的な4K映像への対応がなかったことで驚きが広がった。最も困惑したのは、任天堂から提供されたソフトウエアのキットを使って4K対応商品を開発してきた多くのゲーム開発者だろう。

Inside Nintendo Tokyo Store Ahead of Earnings Announcement

直営オフィシャルストア「Nintendo Tokyo」に並ぶ商品(2020年8月)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  ゲーム会社11社の社員らは匿名を条件に、4Kに対応するゲームの開発キットを使ったソフトの開発中であることを明らかにした。同キットの提供先は大手から小規模のメーカーまで多岐にわたっており、その中にはこれまで家庭用ゲーム機向けのゲームを作ったことがない米 ジンガも含まれているという。

  10月8日に発売される新型スイッチは有機ELパネルを採用し、ディスプレーのサイズも大きくなった。税込み価格は3万7980円で、現行機より約5000円高くなる。

  しかし、事情に詳しい関係者によると4K対応モデルの発売は早くても来年後半以降になる見通しだという。競合企業の株価が上昇するなかで、ゲーム機の映像の解像度ではライバル製品に見劣りする任天堂の株価は、年初から20%下落している。

  ブルームバーグが電子メールで送付した4K対応の開発キットに関する複数の質問に対し、任天堂は29日に「お問い合わせいただいた内容は、事実ではありません」と回答。質問のどの部分に対する回答だったかについての言及はなかった。

  ブルームバーグの報道を受けて任天堂は30日午前、広報・IR用ツイッターアカウントを通じて記事の内容は事実ではないとし、10月8日に発売予定の有機ELモデル以外に新たなモデルの計画はないとの 見解を示した。

  ブルームバーグは1年以上前から新型スイッチの発売時期や価格帯、有機ELの採用などについて報じていた。今年3月には、4K対応を可能にする処理能力の高い米エヌビディア製の新しいチップが使われる 予定と伝えたが、これは実現には至らなかった。エヌビディアはコメントを控えた。

部品不足が影響か

  いつ計画が変更されたのかは不透明だが、関係者の1人は匿名を条件に、変更の背景には新型コロナウイルスの感染拡大による部品不足があると指摘する。同社は7月、有機ELモデルの発売後に他のモデルを発売することは現時点で計画していないとのコメントを 発表している。

  任天堂は7月の新型スイッチの発表前にすでにゲーム会社に4K用の開発キットを配布しており、高解像度に対応するゲームの開発を依頼していた。一般的に開発キットは制作の過程でゲームのテスト用として用いられる。

  スイッチ用の開発キットは、ソフトウエアの欠陥を検証するためにメモリーを余分に搭載していたりパソコンとの接続のための端子が設けられていたりする以外は、一般向けに販売されているゲーム機と大差はない。旧型の開発キットの出力解像度が一般向けに販売されているものと同様の1080pだったのに対し、新型の開発キットは4Kの解像度となっている。

  新型スイッチが4Kに対応していないため、すでに対応している マイクロソフトの「Xbox」シリーズXや ソニーグループの「プレイステーション5」と比較するとスペック面では劣る。2017年の発売以降スイッチの販売は好調で新型モデルの抽選予約も活況を呈しているが、今後はライバル機との熾烈(しれつ)な競争に直面することになる。

  ゲーム会社関係者は、任天堂の4K対応モデル投入時期について推測することは避けたが、来年後半かそれ以降の発売に期待を示す。ジンガは先月、年内の発売を予定していたスイッチとスマートフォン向けの「スター・ウォーズ」のゲームの発売を22年まで延期すると発表している。

労力無駄になるリスク

  任天堂は過去に技術面や事業戦略面の理由によりハードウエアの商品化計画を撤回したこともあり、4K対応スイッチの発売を見送る可能性もまだ残っている。しかし4K対応ソフトの開発に取り組んできたゲーム会社にとっては、発売が見送られればこれまでの労力が無駄になるリスクもある。複数のゲーム会社幹部は、もし発売が撤回されれば任天堂に対する信頼を損なうことになると述べた。

 

(6段落に報道内容に対する任天堂のツイートを追加します)

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あつ森でLGの生活家電を疑似体験 フォートナイトでは家電争奪戦 - AdverTimes(アドタイ)

LGエレクトロニクスは9月30日、ゲーム「あつまれ どうぶつの森」(任天堂)や「フォートナイト」(エピック・ゲームズ)を舞台に、生活家電をゲーム内で擬似的に体験できる企画を実施すると発表した。グローバルキャンペーン「2021 LG Healthy Home Solutions Campaign」の一環。

「LG Home島」へ訪問するには、任天堂の有料サービスに加入する必要がある

【関連記事】プロ野球中継 vs パワプロ 広告効果は同等 ニールセン分析

無人島での生活を楽しむゲーム「あつまれ どうぶつの森」では、「LG Home島」を公開した。島内は3つのエリアに分かれており、洗濯機や乾燥機などの衣類関連、冷蔵庫や電子レンジなどキッチン周り、空気清浄機など空調関連の生活家電を体験できるようにした。

ゲーム内に設置されたLGの生活家電

衣類、キッチン、空調の3つのジャンルの生活家電を体験できる

「あつまれ どうぶつの森」では自分の「島」を設置できる機能があり、一般プレーヤーのほか、企業や自治体、学校法人などが、PRのために活用している。プレーヤーが「島」を訪問するには任天堂の有料サービスに加入する必要がある。

「フォートナイト」では複数のプレーヤーが対戦する場を用意した。各所に置かれたLGの生活家電で、ほかのプレーヤーより早く特定の操作をすることで、ゲームを有利に進めるための道具が手に入る

「フォートナイト」は複数人が対戦するゲーム。今回の企画で提供する対戦エリア内では、ほかのプレーヤーに先がけてLGの家電製品に接触したりすることで、プレーを有利に進められるゲーム内の道具を獲得できるようにした。

いずれもプレー中の画像を、「#LGHome」という文言を添えてソーシャルメディアに投稿すると、LGからNGOへ寄付金が送られる施策も実施する。寄付金はケニアやインド、ベトナムの学校や図書館などに冷蔵庫や洗濯機などを提供するのに充てられる。

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ヤマハ、一部AVアンプの“4K120p基板交換対応”は予約制。10月中旬頃から - AV Watch

AVアンプ「RX-A2A」

ヤマハミュージックジャパンは29日、AVアンプ「RX-V4A」「RX-V6A」「RX-A2A」における次世代ゲーム機およびグラフィックボードとの互換性に関する情報を更新。今年5月に案内していた無償の基板交換対応を、10月中旬頃から予約制で行なうことを明らかにした。

既報の通り、同社AVアンプ「RX-V4A/V6A/A2A」は、Xbox Series XとNVIDIA GeForce RTX30シリーズからの4K120Hz信号を入力すると、映像や音声が出力されない問題が判明。無償で基板交換対応を行なう旨と、申込方法などの詳細を9月頃にWebサイトで案内するとしていた。

今回アナウンスされたのは、申込と受付開始の日程。申込については、「世界的な半導体不足の影響により基板の供給量が流動的となっている」こと、また「利用者からの製品預かり時間を少しでも減らす」ため、予約制にするという。また予約受付けの開始は、10月中旬ごろを予定。開始日、方法等につきましては改めてWebサイトで案内する。

基板交換は開始月から24カ月間無償で実施。「当サービスをご希望のすべてのお客様へ速やかにサービスが提供できるよう取り組んでまいります」とコメントしている。

「RX-V4A」(左)と、「RX-V6A」

なお、Xbox Series XやNVIDIA GeForce RTX30 シリーズを4K120Hz映像信号で使用しない場合は基板交換を行なう必要はない。今回対象のAVアンプは現時点で4K60HzのHDR信号に対応しており、多くのゲーム機器で通常通り使用可能とのこと。

また、対象のAVアンプはeARCに対応しているため、テレビとソース機器を直接接続し、音声信号をeARCでAVアンプに出力することで4K120Hzの映像を楽しむことができる。

さらに、8月より順次発売中のAVアンプ「RX-A4A」「RX-A6A」「RX-A8A」では上記問題は発生しない。基板交換の必要はなく、将来のファームウェアアップデートのみでHDMI2.1規格の映像を楽しむことができるとしている。

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オーディオテクニカ、開放型と密閉型のゲーミングヘッドセット2製品 - マイナビニュース

オーディオテクニカは、ゲーミングヘッドセットの新製品として、開放型ハウジングを採用する「ATH-GDL3」と密閉型ハウジングを採用する「ATH-GL3」を発表した。2製品ともカラーバリエーションをブラックとホワイトを用意し、10月22日から発売予定。価格はオープンプライスだが、想定売価はATH-GDL3は15,000円前後、ATH-GL3が12,000円前後を見込む。

ATH-GDL3

ATH-GDL3は、新規設計した45mm径のドライバーを開放型ハウジングに搭載したゲーミングヘッドセット製品。広大な音場で周囲のプレイヤーを把握できるという明確なサウンドの定位感が特徴で、本体重量は約220gと軽量。左側のハウジングにマイクミュートボタンと音量調整ボタンを備え、手軽な操作が行えるとしている。

PC用とゲーム機用に、ケーブルが1本ずつ付属する。PC用はマイクとオーディオがそれぞれ3.5mmプラグに分岐している3.0m長のケーブルで、ゲーム機用はマイクとオーディオを3.5mm4極プラグにまとめた1.2mケーブル。出力音圧レベルは98dB/mW、インピーダンスは45Ω。マイクはコンデンサー型で、感度は−43dB。

  • ホワイトモデル

ATH-GL3

ATH-GL3は、新規設計した45mm径のドライバーを密閉型ハウジングに搭載するモデル。密閉構造による優れた遮音性を備え、臨場感のあるゲーム体験が可能。約230gの軽量設計で、長時間の使用でも疲れにくいとしている。

ヘッドパッドは取り外して水洗いを行える。コンデンサー型のブームマイクを備え、左側のハウジングにミュートボタンと音量調整ボタンを搭載。PC用とゲーム機用のケーブルを2本同梱する。出力音圧レベルは98dB/mW、インピーダンスは45Ω。マイクはコンデンサー型で、感度は−43dB。

  • ホワイトモデル

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ディズニープラスが国内ドラマを世界配信。TBS『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』から - Engadget日本版

TOKYO MER Disney Plus / TBS

© 2021 Disney and its related entities. ©TBS

ウォルト・ディズニー・ジャパンとTBSが、国内コンテンツの世界配信について合意しました。10月27日よりTBS日曜劇場のドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』を配信するほか、今後も日本国内のコンテンツを国内外で配信します。

Disney+

Disney

ディズニープラスはこれまで、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックの各ブランドのコンテンツを配信してきましたが、10月27日からの本格始動(と値上げ)に伴い、ディズニーの新たなコンテンツブランド「スター」も追加します。

「スター」は20世紀スタジオや20thテレビジョン、ABC Signature、FXプロダクションズなど、ディズニー傘下の制作スタジオによる映画やドラマをまとめたブランド。日本の視聴者からすると、すでに他のサービスや放送で見かける有名海外ドラマや映画を含みます。

TBSのドラマはこの「スター」枠で配信予定。日本国内向けローカル施策ではなく、海外にも配信します。ディズニーいわく、日本で制作されたドラマの世界配信はディズニーとしては初。

ディズニープラスがPS5 / 4やXbox対応、10月27日よりサービス拡大

日本のディズニープラスは長らく「限定的なソフトローンチ」状態でしたが、10月27日よりサービス内容を拡充し、これまで日本では観られなかった4K UHD や 5.1chサラウンド・ドルビーアトモスなど高品質の配信に対応するほか、PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox Oneなどゲーム機、LGほかのスマートテレビ、Apple TVなどでも視聴可能になります。

ネトフリ、東宝スタジオの2棟を複数年貸借。国内実写作品の制作能力を強化

Source:Disney+

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コクヨ、ノートの色と幅に合わせた「キャンパス ノートのための修正テープ」発売(BCN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

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コクヨ、ノートの色と幅に合わせた「キャンパス ノートのための修正テープ」発売(BCN) - Yahoo!ニュース  Yahoo!ニュース
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Wednesday, September 29, 2021

ディアライフ、今期経常を35%上方修正・2期ぶり最高益、配当も10円増額 投稿日時: 2021/09/30 15:00[株探] - みんなの株式

投稿:2021/09/30 15:00

 ディア・ライフ 3245> が9月30日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年9月期の連結経常利益を従来予想の30億円→40.5億円(前期は27.1億円)に35.0%上方修正し、増益率が10.4%増→49.1%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の27.9億円→38.4億円(前年同期は22.2億円)に37.5%増額し、増益率が25.8%増→72.9%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は19円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年9月期の通期連結業績につきましては、良好な不動産市況や世界的な金融緩和を背景に、ADR(アセットデザイン&リセール)を中心とした当社の積極的な販売戦略が奏功し、リアルエステート事業におきまして、物件の売却が想定を超えて好調に推移し、当初の目標を上回りました。 以上により、2020年11月13日に公表した2021年9月期の連結業績目標を修正するものであります。

  当社は上記の連結業績目標の修正のとおり、2021年9月期において創業以来の最高益を計上する見込みです。これもひとえに、コロナ禍におきましても当社をご支援いただいている株主の皆様、お取引先様の支援の賜物と心から感謝申し上げます。 つきましては、株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表するとともに、当社の最高益を記念いたしまして、1株あたり2円の記念配当を実施することを決議いたしました。 普通配当につきましては、当社は連結ベースの配当性向40%を目標に、各事業年度の経営成績を勘案しながら検討することを基本方針としており、上記の連結業績目標の修正に伴い、普通配当予想を20円から28円に増額いたします。こちらにつきましては、2021年11月中旬に予定しております通期決算発表後の取締役会にて決議する予定です。 以上により、2021年9月期における1株当たり期末配当予想を、普通配当28円に記念配当2円を加え、合計30円に修正するものであります。(注) 上記の目標・予想については、本資料の発表日現在における入手可能な情報に基づいて算定しておりますが、実際の業績については、今後の様々な要因により目標・予想とは異なる結果となる可能性があります。                                                                  

配信元: 株探

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ビジネス適性も高いアスペクト比16:10の16型液晶を搭載したASUSの薄型高性能ゲーミングノートPCを試す(1/4 ページ) - - ITmedia

 ASUS JAPANから登場した「ROG Zephyrus M16 GU603HR」は、約2kgの薄型ボディーに強力なゲーミング性能を備え、アスペクト比16:10で画面占有率94%の16型液晶ディスプレイを搭載したゲーミングノートPCだ。

 スペックが異なる5モデルを用意しているが、今回はCore i7-11800H、GeForce RTX 3070 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を採用した最上位モデル(GU603HR-I7R3070EC)の評価機を入手したのでレビューしよう。

ROG Zephyrus M16 GU603HR 「ROG Zephyrus M16 GU603HR」は、最薄部約19.9mm、約2kgの薄型ボディーに高いスペックを凝縮したゲーミングノートPCだ。アスペクト比16:10の16型液晶ディスプレイを搭載するのも大きな特徴となる

洗練されたデザインの薄型ボディー

 天板にアルミニウム合金、パームレストと底面にはマグネシウムアルミニウム合金を採用したボディーは、スリムながら頑丈さを兼ね備える。重量が約2kgあるので常時携帯するような使い方には向かないものの、移動する必要があるときは、サッと持ち出すことができる。

 ボディーサイズは、約355(幅)×243.5(奥行き)×19.9〜22.3(高さ)mmだ。アスペクト比16:10と16:9より縦に長い16型液晶ディスプレイを搭載しているが、サイズ感としてはアスペクト比16:9で15.6型のゲーミングノートPCとあまり変わらない。

 これは超狭額ベゼルの効果が大きい。通常の狭額縁ベゼルは、画面下部の非表示部が大きいものが多いが、本製品は画面下部も狭くしており、画面占有率は94%と最近の製品としてもトップクラスを実現している。

 非表示部の狭さは見た目にもインパクトがあり、洗練されたイメージの演出に貢献している。

ROG Zephyrus M16 GU603HR ボディーサイズは約355(幅)×243.5(奥行き)×19.9〜22.3(高さ)mm、重量の公称値は約2kgだ。実測重量は2.043kgだった
ROG Zephyrus M16 GU603HR ACアダプターの出力は240Wだ。ケーブル込みの実測重量は約725gだった
ROG Zephyrus M16 GU603HR 天面部分には、精密CNC加工で多数のドットを配置している
ROG Zephyrus M16 GU603HR ドットの底部に特殊な加工(プリズマティックフィルム)がされており、光を反射してキラキラと輝く
ROG Zephyrus M16 GU603HR 底面には多くの放熱口がある
ROG Zephyrus M16 GU603HR バッテリー容量は90Whで、公称のバッテリー駆動時間は約8.6時間だ

先進のゲーミング体験を実現する最新世代のCPUとGPUを採用

 本機に搭載されるCPUは、第11世代Core i7-11800H(2.3GHz〜4.6GHz)だ。Intel最新のCore H45(開発コード名=Tiger Lake-H)の主力モデルで、ゲーミングPC/クリエイターPCの新製品の多くで採用されている。

 第10世代のCore i7-10750Hの後継となるが、この世代からはマイクロアーキテクチャ、プロセスルールが変わったことで大きく進化した。従来の6コア12スレッドから、8コア16スレッドに増えた以上の大幅な性能向上を果たしている。

 GPUは、NVIDAのGeForce RTX 3070を装備する。リアルタイムレイトレーシングやDLSS/DLSS 2.0に対応した最新タイトルを含め、WQHD解像度までなら大抵のゲームを快適にプレイできる。

 クリエイティブ系アプリでは、描画の高速化やエンコードの高速化に加え、レンダリングの高速化、AIを生かした超解像処理やニューラルフィルターなどの特殊加工をGPU処理で高速に利用可能だ。

 メモリはDDR4-3200を16GB(換装不可)、ストレージはPCI Express 4.0 x4対応の高速SSDを1TB内蔵している。

ROG Zephyrus M16 GU603HR CPUは第11世代のCore i7-11800Hを内蔵する。先代で同クラスのCore i7-10750Hから2コア4スレッド増えてパワーアップしている
ROG Zephyrus M16 GU603HR GPUは、GeForce RTX 3070(グラフィックスメモリは8GB)を搭載する。最大グラフィックスパワーは100Wだ。リアルタイムレイトレーシングなど、先進の技術を利用した最新タイトルも快適にプレイできる
ROG Zephyrus M16 GU603HR ストレージの容量は1TBで、PCI Express 4.0 x4対応の爆速SSDを備える。評価機ではSamsungのOEM向けSSD「MZVL21T0HCLR(PM9A1)」を搭載していた
ROG Zephyrus M16 GU603HR CrystalDiskMark(ひよひよ氏・作)の結果。シーケンシャル、ランダムともPCI Express 4.0 x4接続のSSDとしてトップクラスのスコアがしっかりと出ている

 続いて、インタフェース回りをチェックしよう。

Thunderbolt 4など充実のインタフェースを用意

 通信機能は1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6の無線LAN、Bluetooth 5.1を標準で備える。

 外部インタフェースはThunderbolt 4(Type-C)、USB 3.2 Gen 2(Type-C)が1基ずつ、Type-Aは、USB 3.2 Gen 2とGen 1を1基ずつ備え、新旧の周辺機器を変換アダプターなしでフル活用できる。

 デジタルカメラからのデータ取り込みに便利な、microSDメモリーカードスロット(SDXC/SDHC対応)を搭載しているのも心強い。

 画面の上部に92万画素のWebカメラとアレイマイクを内蔵し、Webカメラは暗い部屋でもノイズの少ない映像で配信できる2D/3Dノイズリダクションに対応する。ビデオチャット/ビデオ会議中の音声に対する双方向AIノイズキャンセリング機能も搭載しており、ゲーム配信やテレワークのビデオ会議も快適に行える。

ROG Zephyrus M16 GU603HR 前面はフラットだ
ROG Zephyrus M16 GU603HR 背面には排気口がある
ROG Zephyrus M16 GU603HR 左側面にあるUSB Type-C端子は、手前側がUSB 3.2 Gen 2(DisplayPort Alternate Mode対応)、奥側がThunderbolt 4だ
ROG Zephyrus M16 GU603HR 右側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-A端子と、microSDメモリーカードスロット(SDXC対応)がある。一番奥には盗難防止用ワイヤーを接続するためのセキュリティロック・スロットもある
ROG Zephyrus M16 GU603HR 2D/3Dノイズリダクション機能付きのWebカメラ、アレイマイクを装備している
ROG Zephyrus M16 GU603HR 電源ボタンにWindows Hello対応の指紋センサーを内蔵する。ボタンを押す動作でそのまま起動してログイン可能だ

静音性にも優れたキーボードを搭載

 キーボードはテンキーなしの6段配列だ。キーピッチは縦横ともに約19mmを確保しており、配列もクセが少ない。BackSpaceやDeleteキーが右端に、カーソルキーも周囲のキーと離れて配置されている。スイッチの感触もとても良く、長文のテキスト入力も快適にできる印象だ。

 複数キーの同時押しを正確に認識できるNキーロールオーバー対応し、静音設計で静音性にも優れているので、ゲーム配信やビデオ会議などで音を拾いたくない場合も気を遣う必要がないのも良い。

 単体ではとても良いキーボードだと感じるが、同じROGシリーズの日本語キーボードでも、配列のクセが全く異なるモデルが混在している点は少し気になるところだ。

 また、パームレストのソフトタッチの表面仕上げは好みが分かれるところだろう。見た目や質感は良いのだが、微妙な摩擦感が摩耗による劣化や長期耐久性への不安を感じさせるため、個人的にはあまり好きになれない。

 キーボード奥には4つのワンタッチボタンがあり、統合ユーティリティーの「Armoury Crate」の起動や音量調整、マイクミュートなどが簡単にできる。

ROG Zephyrus M16 GU603HR テンキーのないキーボードを搭載する。キーピッチは約19×19mmで、クセの少ない配列だ。スイッチの反発も適度に調整されていてテキスト入力もはかどる。静音性に優れているのも良い点だ
ROG Zephyrus M16 GU603HR RGB LEDのキーボードバックライトを内蔵する。ただし、一度に光るのは1色のみで、あまり凝った演出はできない
ROG Zephyrus M16 GU603HR キーボードバックライトのカラーやパターンは、ユーティリティーの「Armoury Crate」で制御できる
ROG Zephyrus M16 GU603HR キーボード奥には、Armoury Crateの起動や音量調整などが行えるワンタッチボタンがある。マイクミュートはビデオ会議にも便利だ

 次に液晶ディスプレイを確認しよう。

没入感の高いアスペクト比16:10の16型ディスプレイを搭載

 液晶ディスプレイは、16型で2560×1600ピクセル(WQXGA)の高解像度に対応する。2560×1440ピクセルよりも少し縦のピクセル数が多く、より多くの情報を表示できる。

 リフレッシュレートは最大165Hz、応答速度も3msと速く、動画やゲームの動きを滑らかに表示することが可能だ。

 オープンワールド系などグラフィックスの美しいゲームをワンランク上の高解像度で楽しめるだけでなく、格闘ゲームやfpsなど、高フレームレート/高リフレッシュレートが重要なeスポーツ系タイトルもしっかりと楽しめる。

 さらにDCI-P3を100%カバーする広色域をサポート。正確な色を再現できることの裏付けであるPANTONE認証も取得している。Dolby Visionの基準も満たしており、Dolby Vision/HDR対応コンテンツを臨場感高く表現でき、画面占有率約94%の超狭額縁デザインのため、コンテンツへの没入感も高い。

 Dolby Atmos対応の6スピーカーを内蔵するのもトピックだ。キーボード左右のツイーターが2W×2、底面手前側には1W×4のウーファーを搭載しており、ノートPCとしては迫力のある低音をクリアに再生できる。オーディオジャックからのサウンド出力もハイレゾ対応と、エンターテイメントをとことん楽しめる環境が整っている。

ROG Zephyrus M16 GU603HR 2560×1600ピクセルの画面解像度に対応する16型液晶ディスプレイは性能、表示品質とも高いレベルにある。リフレッシュレート165Hz、応答速度3ms、DCI-P3比100%、PANTONE認証、Dolby Visionの要件も満たす
ROG Zephyrus M16 GU603HR エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」の測定結果。輝度は525ニトと非常に明るい
ROG Zephyrus M16 GU603HR 色域を色度図作成ソフトのColor AC(Phonon氏・作)で表示した。実線で示した本製品の色域は、グレーの点線のDCI-P3の色域とほぼ一致する
ROG Zephyrus M16 GU603HR 液晶ディスプレイは180度まで開く

一流のゲーミング性能を実証

 ベンチマークテストの結果を見よう。評価機は、CPUがCore i7-11800H、メモリが16GB(DDR4-3200デュアルチャンネル)、GPUがGeForce RTX 3070 Laptop(グラフィックスメモリは8GB)、ストレージがSamsung PM9A1(1TB)、OSがWindows 10 Home 64bitという内容だ。

 Armoury Crateで設定できるパフォーマンスモードは、デフォルトの「Performance」を基本に、一部で「Turbo」でも測定した。一部のテストでは、比較対象として筆者が2019年に購入した旧世代ゲーミングノートPCのスコアも掲載する。

ROG Zephyrus M16 GU603HR Armoury Crateでは複数のパフォーマンス設定が選べる。今回はパフォーマンスに設定した
ROG Zephyrus M16 GU603HR テストPCのスペック

 マルチスレッド性能の目安になるCINEBENCH R23のスコアは12394ptsだ。Core i7-11800Hとして標準的なスコアであり、Ryzen 7 5800Hに匹敵するスコアでもある。比較対象のCore i7-9750H(6340pts)と比べると1.95倍にも上る。掲載は割愛したがTurboモードでもスコアはほぼ同じだった。

 3D描画性能は、GeForce RTX 3070としては低めだが、それでもWQXGA/WQHD解像度のゲームを快適にプレイするには十分なスコアが出ている。Turboモード時は3種類のテスト全てでスコアが良くなり、Time Spyでは約12%のスコア向上が見られた。

ROG Zephyrus M16 GU603HR CINEBENCH R23のスコア
ROG Zephyrus M16 GU603HR 3DMarkのスコア比較。Time SpyではTurboモードで約12%速くなった
ROG Zephyrus M16 GU603HR PCMark 10のスコア比較。全ての項目で比較対象を圧倒している
ROG Zephyrus M16 GU603HR PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア。残量3%まででちょうど5時間30分駆動した
ROG Zephyrus M16 GU603HR FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマークのスコア(1920×1080ピクセル、最高品質)
ROG Zephyrus M16 GU603HR FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク(1920×1080ピクセル、標準品質)
ROG Zephyrus M16 GU603HR FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク(2560×1440ピクセル、標準品質)
ROG Zephyrus M16 GU603HR FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークのスコア(2560×1440ピクセル、標準品質、Turboモード)
ROG Zephyrus M16 GU603HR Far Cry New Dawnのスコア。フルHD、WQXGAどちらの解像度でもTurboモードでは最小fpsが少し上がった

 最後に、ボディーの発熱や動作音をチェックする。

 動作音については、Turboモードでは低負荷時からファンの音が耳障りだ。高速で回る場面が多いとファンの寿命にも影響するので、常用するのは現実的ではないだろう。パフォーマンスモードでは低負荷時は静かだが、やはり高負荷時はゲーミングノートPCとしてもやや大きい部類の音がする。空調で室温は25度程度を維持してテストしたが、薄型のフォームファクターだけにあまり放熱に余裕はないという印象だ。

 温度については、WASDキーやパームレストの温度は比較的低く抑えられているが、それでも全体的に高めの温度ではある。冬場ならば単体でも問題はなさそうだが、暖かい部屋で快適に利用するには別途外部のノートPCクーラーがあった方が良いだろう。

ROG Zephyrus M16 GU603HR FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク(2560×1440ピクセル)の終了直前に、FLIR ONEで撮影したサーモグラフィー画面(室温25度)。ヒンジ部を中心に全体に高めの発熱があるが、WASDキー周辺は平均38.7度、パームレストは平均33.8度とゲーム中によく手が触れる部分は、比較的低い発熱に抑えられている。Turboモードでも温度の分布、温度自体もパフォーマンスモードとほぼ変わらないが、ファンの音はより大きかった

幅広い用途に活躍できる高性能薄型ノートPC

 評価機となる最上位モデル(GU603HR-I7R3070EC)の価格は、同社の直販ストアで26万9800円だ(税込み、以下同様)。スペックが異なる下位モデルも用意され、GPUをGeForce RTX 3060(グラフィックスメモリは6GB)である以外は評価機と共通のスペックを持つモデル(GU603HM-I7R3060EC)は、23万9800円になっている。

 高解像度で色再現性も高いアスペクト比16:10の液晶ディスプレイは、ビジネスやクリエイティブ用途とも相性が良く、キーボードやインタフェースの構成もゲーミング特化というよりは汎用(はんよう)性の高い装備で、テレワークやオンライン授業、HDRやハイレゾコンテンツの鑑賞、写真編集やビデオ編集などにも活躍できる製品だ。ゲーミングを含めた幅広い用途に活用できる持ち運び可能な高性能ノートPCを探している人にとっては、有力な選択肢となるだろう。

ROG Zephyrus M16 GU603HR

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