
「勝敗の運命」は決めたくない
――物語は最終決戦に差し掛かっています。ツイッターでも「名人戦、クイーン戦の勝者は決まっていますか?」という質問が寄せられていました。 これ、ここで言っちゃったら大変なことになりますね(笑)。 その点では、私はマンガを描いてはいますけど、「勝敗の運命を決める神様の位置」には絶対にいきたくないんですよ。 マンガのキャラクター4人と話し合えば話し合うほど、みんな「私が勝つし」と言うし、全く分からないんです。 「そうだね、君たちが自分で手に入れるものだね。どっちが勝つのと聞かれても、私には分からないわ」という感じで最終盤まできています。「決める」とかそんなことじゃなくて、どうなるのかなって見つめている感じです。 私に唯一許されているのは、「試合の札に何が並ぶのか」だと思っています。 何の札がくるのか、千早の25枚、詩暢の25枚と、読まれる順番も私が決めていいんだろうと思っています。でも、どちらが取るかの運命は、分からないね、って。 「勝負の札」を入れるかどうかを考えているのは許されていますが、そのあたりの構成を考えるのもつらくはあるんですけど、しっかり考えないといけないなと思っています。 ――最近の勝負では、千早にとって特別な1枚「ちはやぶる」が札の中に出てきません。これも末次さんが決めていることでもあるんですね。 千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(たつたがは) からくれなゐに 水くくるとは <在原業平朝臣(17番)> 千早にとっての「ちは」と、詩暢にとっての「ちは」は違います。キャラクターによって大切な1枚は違うので、千早にとっての「ちは」を、重要な試合でどう見つけるかはすごく大事なテーマになっています。
からの記事と詳細 ( 『ちはやふる』結末、作者に直撃「つらいけどしっかり考えないと…」 末次由紀さんが自らに課した条件(withnews) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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