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Wednesday, December 30, 2020

年末なので!『サイバーパンク2077』で交通安全強化月間【年末年始特集】 - Game*Spark

筆者編集による今回の記事内容ハイライトプレイ動画

CD PROJEKT REDが手掛け、12月10日にようやくリリースされた『サイバーパンク2077』。リリースまでの紆余曲折に、リリース後も何かとニュースが絶えません。とはいえ、それらを差し引いても、本作が与えてくれるプレイ体験の密度は高く、寄り道無しで7時間ほどメインジョブを進めてようやくプロローグ終了……というくらいには内容がぎっちり詰まっていました。果たしてゲームという枠に収まるのかという疑問が湧くほどのエネルギーが満ち溢れていると感じます。

企画の趣旨

ところで、実は先日、わたし交通事故に遭いまして……状況としてはこちらの車がぶつけられた側で、幸い自他共に全く怪我のない物損事故。対応してくださったお巡りさんにも同情されるくらいにはアンラッキーなイベントでした。

ちょうどそんな時にプレイを始めていた『サイバーパンク2077』。箱庭ゲームではお馴染み、街を自由にドライブできることが魅力の1つで、時折発生するNPCの挙動不審が運転に緊張感を与えてくれます。そこで、再び事故に遭わないよう、今回の企画ではこのドライブに焦点を当て、イカれた未来都市ナイトシティでサイドジョブを受けつつ無事故無違反の安全運転を心がけようキャンペーンを行いたいと思います。

いくつかテストプレイしたのですが、車両系のジョブ「人間らしさ」から始まる連続ミッションは、なかなか今回の企画にあっていました。それぞれの目的地への移動ならびにミッション中は、当然車両を使用することになるため、道交法を遵守した走りを目指します(可能な限り)。さっそくやってまいりましょう。

本編開始

主人公のVがある日、愛車を拾いに駐車場へ立ち寄ると、珍しいことにデラマンの車両が停まっていました。デラマンとは全自動運転車両による運送事業を行う会社のことで、いわゆるハイヤーですね。

内装も革張りでラグジュアリー感溢れる高級仕様

もう少しだけ説明すると、デラマンとはAIの呼称でもあり、彼が経営から各車両の運転まで全てひとつのネットワークで操作しています。モニターに映っている青白い顔をしたアバターがデラマンその人で、会社でありまた同時にドライバーでもあるということですね。とあるミッションではともに鉄火場をくぐり抜け、まさにVにとっては命の恩人とも言うべき働きをしてくれました。

そんな高級車が、こんな掃き溜めみたいな居住区に停まっているのは不似合いも良いところで嫌でも目を引きます。戯れにハッキング乗車を試みようとしましたが項目が表示されないので不可の模様。諦めてボロの愛車に乗り込みいざ発進……

しようとしたら、目の前のデラマンが突撃&当て逃げをしていきました。

一瞬でスクラップ同然になった愛車

グーッドモーニン、ナイトシティ!今日の事故件数クイズは手堅く30件!!そのうちひとつはこの俺だよってか!!!いったい何が起きたというのでしょうか。

助手席にいつの間にか座っているキアヌ・リーブス含めて状況がさっぱりです。

そんなこんなで、デラマンから事故処理のメッセージが届いたので、彼が待つ本社へやってきました。筆者はてっきり、AIとはいうもののデラマンには元となる人間がいて、彼の電脳を介して全車両のサービスを行っているという漠然とした認識でいましたが、どうやら元からAI自身が本体の様子。そんな彼の存在はプログラムなのか人間なのか曖昧で、法律に当てはめようとするといろいろ不都合があるため、今回の事故も穏便に済ませたいとのこと。こういうSFあるあるの哲学的トピックなのでこういう小ネタは個人的に大好きです。

彼の説明は続きます。今回駐車場で突撃してきた車両を含み、合計7台がコントロールを受け付けず野生化している模様。それら車両を連れ戻せば、賠償金とは別に謝礼も支払ってくれるそうです。何かと金のかかるナイトシティでの暮らしにはとても助かります。さっそく車両の捜索に向かいましょう。

自殺を試みるデラマン車両を止めろ!

失踪した車両を探して、位置情報を頼りに街をウロウロする我らが主人公V。荒くれ者が集まる街ナイトシティですが、現実とは違い、きちんと車線と制限速度を守ってさえいれば、事故には巻き込まれません。むかし筆者がアメリカで不慣れな生活をしていた頃、速度単位をキロメートル毎時と勘違いして、お巡りさんに叱られた記憶が。というか今回キーボード操作で走らせている分、ピーキーなステアリング感度のせいで、むしろこちらがやらかす可能性のほうが高いくらいです。繰り返しになりますが、ゲームの中でもご安全に参りましょう。ステアリングを握る手にも力がこもります。

ところで少し気になるのが、この信号機。

Vが近づくと、青から黄色を挟んで赤に切り替わるタイミングでも強制的に青に戻るため、今のところ、走行中ブレーキを踏む時はせいぜい減速くらいでほぼ停止せず街を流しています。このシステムは是非とも現実世界にも導入してほしいですねえ……。

たまに、敏感なステアリングのせいで段差を乗り上げたりしつつも、失踪したデラマン車両を発見。ウィルスか何かの影響でしょうか、この個体は自殺を考えているようです。車に搭載されたAIが自我に目覚めたものの、精神的にも物理的にも人間として社会に参加できない現実に絶望し自殺を試みる……改めて哲学的な問いを投げかけられている気がします。SF作品においてはお馴染みと言えましょう。

川に飛び込もうと車輪を進める彼をなんとかなだめすかして説得できました。

しぶしぶ元の場所に戻りますよ、と返事をもらったところでジョブ完了……いや、このデラマン戻る戻るとは言いつつ車が一切動く気配を見せませんね。ちょっと心配になったので軽く小突いてやりましょう。

そら、軽く小突いt…………。

沈。

……………。

暴走するデラマン車両を止めろ!

気を取り直して次の車両は、最初に駐車場で突撃してきた荒くれ個体。清く正しく美しくをモットーに道交法を守っている主人公Vと筆者を尻目に、急制動Uターン逆走と好き放題しています。道交法を舐めた太い輩ですな。このままでは損害賠償金が膨れ上がり、デラマン本体が大変な不利益を被ってしまいますし、何より愛するナイトシティに暮らす皆さまが危険にさらされてしまいます。我々の手で止めてやりましょう。緊急時ですので、多少無茶な運転をしても、身内殺しでない限りNPCDはきっと許してくれるはず。

見つけました、荒くれデラマンです。しかも路上に突っ込んで歩行者に被害が及びそう!ええい、ままよ!!

おらっ!駐車場での倍返しだ!

……おっといけない本音が。

体当たりで動きを封じられてもなお、ホイールをスピンさせてまで逃れようとする荒くれデラマン。大丈夫……落ち着いて……我々は敵ではなく味方であることをショットガンの引き金を絞りながら諭すように伝えてあげます。良かった、止まりましたね(息の根が)。ジョブ完了。

NPCの珍プレー好プレー

おかしい……誰よりも安全に気を配っているのに、立て続けに『デストラクション・ダービー』みたいな展開になる……。(編注:『デストラクション・ダービー』には銃はありません……!)いやきっと気のせいですね。今回こそ安全と安心を野生化デラマンにお届けしましょう。

……しかし先程からずっと待っているのですが、前方の車列が動く気配を見せません。渋滞でしょうか?ここで周囲把握のためカメラをTPSモードに切り替えて確認すると……、

なにやら見えない壁でもあるのか、先頭車両が停止したまま微動だにしません。信号機もない場所です。流石に何度か軽くクラクションをならしますが、全く反応なし。これは一体どういうことか。このサイバーパンク世界でハッキングでも受けてしまったのでしょうか。もしそうなら大変です。

人命救助を建前に先頭車両ドライバーの顔を拝みに参りましょう。

物凄い眼力で睨み返されました。お待ち下さいご婦人。我々は決して、昨今問題として取り上げられているようなアオリ=ドライバーなどではありません。ただ何もない場所で停まったまま動かない貴方の御身を案じているだけです。

……だからなぜそんな、まるで私を危険人物かのように見るんです?

誤射

ショットガンによる説得でも解決の糸口が見えなかったので、おとなしく自分の車に引き上げることにします。こうなったら車両レーンの間を通り抜けるしかないと振り返ると……、

まるごと消えとる!?

鬱々としたデラマン車両を送り届けろ!

さすが何でも有りのナイトシティ、通りすがりの一般市民でさえ忍術の使い手とは恐れ入った。あそこで無駄に時間を使わされましたが、改めてはぐれデラマンを探して回収しましょう。

……なんか墓場近くの環状交差点を鬱々と回り続ける個体を発見しました。本社に戻ろうにも、人間恐怖症に陥っており運転にすら怯えている様子。自動制御の車両AIがドライブを嫌がるとか、これもし乗客いたらどうなってたでしょうね……。

ともあれここ我々が日頃の感謝を込めて代行サービスをしてあげるターンです。大丈夫!大丈夫!安心安全ドライブで絶対にぶつけませんから!

……ぶつけはしないとは言ったが、ぶつけられないとは言わなかった。

車線を変えようとしたら左から失礼とばかりにトラックがごつん。

詰め寄るVに怯えた様子で詫びる運転手。よくよく冷静に思い返せば、道を間違えたからと言ってウィンカーも出さずに急なUターンかましたのはVで、どう転んでもこちらが悪い気がしないでもありませんが、キアヌ・リーブスが身体を乗っ取ろうとしていたということで、むしろ被害者。セーフ。

なにはともあれ無事に本社ガレージに送り届けることができました。

どんどん出てくるデラマンくるま

安全運転を心がけるほどに周囲の環境が全力で阻止しにやってくる……ナイトシティに潜む見えない意思の力を感じます。こちらはご覧の通り、ナビゲーションを頼りに進んだところ廃棄処理場のゴミ山に突っ込まされた図。道なき道を進むんだV!安全運転がどうとかいうレベルじゃない!!

でもいるんですよこの先に野良デラマンが。

いた。

この悪の大幹部みたいなデラマンはVの名前を呼びかけて車内に乗るよう促してきます。しかも会話を重ねるほどに「AIが人類社会に反旗を翻すぞ!」めいた怪しい空気を彼から感じます。

ジョブはクリアしたもののVが言う通り不穏な予感が拭い去れません。どうしたものか。

……………。

…………………………。

正義は、なされた。

いやほんとにジョブを進める程にどんどん個性的なデラマンが出てきます。

こちらは自滅してひっくりかえるデラマン。

こちらは傑作パズルFPS『Portal』からGLaDOSの台詞をそのまんまパロっているポータルマニアのデラマン。なおこのあと機械信仰者たちとの激しい銃撃戦。

こちらはフラミンゴに怯えるデラマンのために、人様の庭にある置物ミンゴを殴り壊してまわるはめになった狂人V。

おわりに

なんとか全てのジョブを完了させました。ねぎらいの言葉をかけてくれるデラマン本体もどこか微笑んでいるようです。今回のサイドジョブを通じて筆者が思ったのは、この街で安全運転というかまともに暮らすのは無理だ!ということ。時には、むしろこちらから殴りかかってるフシもありましたが、基本的には被害者でした。

ともあれ今回のジョブ達成の御礼として、デラマンは事故で大破したVの車両を修理してくれました。しかし気になるのは、車両は最初記事最初の方の画像のようにボッコボコだったのですが、事故直後に呼び出したら新品同様の姿になって現れたこと。お、ラッキーと思って全ジョブずっとそれを乗り回していましたが……、

事故直後にも関わらず呼び出すと一瞬で治っていた愛車

もしかしてこれって代車だったんです?かなりの頻度で大破させてしまいましたが……!?

デラマンの瞳の闇に吸い込まれそうな恐怖が背筋を撫でつつ、今回の記事をここで終わりたいと思います。皆さんも、暴走AIと奇行と忍術を繰り出すNPCが集うナイトシティで是非安全運転でドライブを楽しまれてください!

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科学&テクノロジー

2020年でデスクトップ環境を大改革 「PC環境移行のポイント」3つ - livedoor

●まずは仮環境を構築、アプリのインストールだ!

(メンドイけど)デスクトップ環境を移行せよ!

過去の記事でも何度か同じことを書いているような気がするが、「筆者にとって2020年はパソコン環境を変えなきゃいけない年」だった。すでに新しいノートパソコンを購入し、モバイルディスプレイも(安物だが)買った。その元手となったのが「降って湧いた持続化給付金」というのは少々情けないが。

ともあれ、そんな今年の最後を締めくくるのが、デスクトップパソコンの刷新だ。なんでデスクトップが最後かというと、「入れてあるアプリもデータも膨大で環境移行が最もメンドイ」の一言に尽きる。

とは言え、いつまでも「Windows 7のSandy Bridgeおじさん」のままと言うわけにはいかない(旧環境はCore i3-2120Tだった。組んだのはおそらく2012年)。Windows 7のままだったのでハッキングされました……ではシャレにならない。その上、今年はデータHDDが壊れた(ブルーバックも今年になって数回見ている)。パソコンの信頼性低下が顕著になっている、と言う事で重い腰を上げる事にした。

今年の最後に買うのであれば、せっかくだからAMDのRyzen 5000シリーズが良いような気がした

さて、2020年はAMDの年だった(ノートパソコンならばともかくデスクトップでIntelを選ぶのは難しい)と言っても過言ではないだろう。当初「デスクトップ版Renoir」のRyzen 4000 Proシリーズでいいかなぁ、などどと思っていたが、Zen 3アーキテクチャーのRyzen 5000シリーズが2010年10月に発表された。

5000シリーズの発表時には発売日が決まっていなかった末っ子モデルのRyzen 5 5600Xも11月6日に無事販売となったので、今回は5600Xに決まりだ(正確に言えば11月に買うのに5000シリーズじゃなくては恥ずかしいだけ)。

さて、2020年に発売されたRyzen 5000シリーズはすべてCPU単体なので、GPUも買わなくてはいけない。最初「ゲームをする時間はないから映ればいい!」とアキバで800円(税別)と通電確認なしのジャンクGPUを購入し、幸運なことに動作した……が、「ニューノーマル時代のテクニカルライター」としては必須の機能である「Windows 10のGAME DVR(リアルタイム録画機能)」機能が使えない(NVIDIAの場合はEVENC、AMDならVCE、IntelならQSVが必須だ)……。結局(EVENCの世代が新しい)NVIDIA GeForce 1650を購入することになった。

PCケース(実はNEC Express5800というサーバーを流用)は今までのものを流用、というか新たに買うのはバカバカしい上に並べるスペースもない(ただし古いサーバー筐体ゆえにUSB3.0コネクタとフロントヘッドフォン端子がないが、これはベイをつかって拡張する)。

電源ユニットは今まで「ほぼ無停止で酷使」していたため10年保証の割には安いCorsairのDM750にリプレース。メインストレージはこれまた当然ながらNVMEのM.2 SSD。まずはこの環境で組み上げた上で「突貫工事でケースを入れ替える」までに移行準備をしなければいけない。

要するに「都会の道路工事」、あるいは2020年の地下鉄銀座線渋谷駅の工事のように、ダウンタイムを最小にして環境を入れ換えたいというのが今回のメインテーマだ。

今回の刷新にあたり買ってきた主なパーツ(あとからGPUを買い足し)。電源以外はパソコンショップアークで購入
マザーボードのBIOSが「目いっぱい新しいCPU」に対応していないと、起動すらしない。その意味で「ある程度新しいBIOSに書き換えて販売している」パソコンショップアークはエライ

ミニマムハード環境を構築せよ。そしてアプリを入れろ

筆者の既存デスクトップ環境はいわゆるミドルタワー型で、結構な大きさと重量があるため、これは最後の最後まで手を入れたくない。普段の原稿執筆も最近のオンライン説明会も基本はデスクトップで作業しているので、移動どころかできれば電源を切るのも最後にしたい。そこで、まずは別のスペースで新マシンの最小構成環境を作ることにする。

GPU(グラフィックスカード)がなければその辺の雑誌や板切れの上でもよいのだが、今回はグラフィックスカードを固定できるように組み付ける必要があるので、SFXの小型ケース(なぜかこれもExpress5800だったりする)を用意して固定した(新旧環境ともマザーボードはマイクロATX)。SFX電源の小型ケースだとマザーボードのEPS12VコネクタやGPUが要求する6ピン電源コネクタがないので、これは新環境の電源を使った。

グラフィックスカードはPCケースに入るか確認しないといけないという例。仮環境ならこれでもいいが……今回使った「サーバーケース」は今どきのグラフィックスカードを入れるには非常に都合が悪かった。チラと写っているのは「余っているから貸してあげる」と借りたRadeon R9 380のカード

自宅メイン環境はデュアルディスプレイで、片方を作業用に使う手もあったが、モバイルディスプレイを使った。これにその辺に転がっていたキーボードとトラックボールを接続して動作させた。

ミニマムな移行準備環境はこんな感じ。No Track Ball,No PC Life(この環境でゲームもやってみたけど、ちょっとキツイ)

OSは最新版のWindows 10 Pro 20H2とした(きちんと動くなら最新にしておく)。インストールUSBメモリを作って起動すればよい。ついでにOffice 2019もインストールして、それぞれアクティベーション。問題はこの先だ。

作業環境のリプレース≒今まで使っていた環境と同じ程度のアプリを入れないとダメなので、リストを作った(移行には棚卸作業が重要だ)。

ProgramFiles(x86)とProgramFiles以下のフォルダを見て、現在インストールしているアプリを確認してリスト化。その後スタートメニューとデスクトップのショートカットを見ながらリストを追加する。

私の場合はごく少数だが、一部ポータブルアプリ化しているものがあり、これはProgramFiles以下には入っていないし、全ユーザーが使用しないアプリは別のフォルダに入っている。そして新環境にアプリをインストールしていく。これをやることで「あ!このプログラムが入っていなかった」というミスを減らそうというわけだ。

今回、ややトラブったのはPaSoRi関係で、SC-S320(「黒パソリ」の最初のモデル)の動作テストでエラーとなったが、こんなこともあろうかと買っておいたSC-S380(現行モデル)を使うことで解決した。PaSoRiが使えないとe-Taxが出来なくなってしまう。

もう一つ「(個人的に)最重要ポイント」があった。それは「WinFDが動く事」だ。MS-DOS時代にFDと言うファイラーアプリがあり、そのWindows版クローンがWinFDだ。

10年以上開発がストップしているシェアウェア(正式版の最新版は1999年!)だが、私は今でも愛用しておりこれは手放したくない。テスト的に入れてみるとなんとか動く……あれ? 表示がイマイチおかしい。

横幅が変更できず、ファイル名一行表示で表示がヘンだ。これは困ったと思ったが、よくよく見ると旧環境とバージョン表記が違う。新環境にインストールしたのは現在もサイトで公開されているβ版。しかし今の環境で使っているのは「(少数の)βテスターに配布されたバージョン(Build 627)」だ。これならばWindows10でもWinFDが使えるようだ。

No WinFD,No Windows life。最初に入れたWinFD 1.05b Build 544ではこんな感じ。いや、こんなカラフルな状況にならないハズ(FD互換表示モード)
さらにWinFD拡張2表示モードにすると、ファイル名がおかしくなって、さすがにこれでは使えない
手元にある(一般公開されていない)最新のβ版を入れたところ、これなら使えそう。高橋さん、完全ノーサポートでいいのでBuild 627を公開しませんか?

●いよいよ新環境へデータ以降、ついでに大掃除だ!

データも移行せよ!

「アプリをインストールした」だけでは不十分だ。アプリの設定内容も移行しなければいけない。今回痛感したが、クラウド当たり前の時代のアプリならばログインすれば終了(SpotifyとかDiscordはログインするだけでよい)なのだが、大抵のアプリはローカルにデータがある。これを移行しなければならない。

特にWebブラウザが重要で、筆者の場合「タブ山盛り」でFirefoxとChromeとOperaを使っている(アプリを変えているのはタブが山盛り過ぎて困るのと、アクセス先の重要性でわけている)。しかし、同じように困っている人は多いようで「(ブラウザ名) 環境移行」あたりで検索すれば上手いやり方が簡単に出てくる。

まぁ、このタイミングで断捨離するのもいいだろう。どうしても必要なタブはいったんブックマークに入れておくか、テキスト化しておけばよい。

アクティベーションが必要なアプリに関しては旧環境のアクティベーション削除方法を知っておけばよい(ライセンス移行不可なアプリを使っていなかった)。あと、一部シェアウェアは「ライセンスコードを発掘」する作業があったがこれもなんとかなった(秀丸エディタや先のWinFD等)。

最後に残るのは膨大なユーザーデータだが、これは「日頃の行い」でかなり楽だった。と言うのも「基本データはD/Eドライブ」になっている上、「D/EドライブはHDD」なので、HDDを物理的に移植すればよい。例外は「ドキュメントフォルダ」と微妙に残してある「C:\LOGフォルダ(Webブラウザのダウンロードフォルダ)」だが、これは大した分量でなく、USBメモリに入れてコピーするor一時的に共有フォルダにしてコピーすればよい。

つまり、最後の最後でマザーボード(+M.2 SSD、GPU)と電源を入れ替えれば、データの大多数はHDDにあるので、そのまま移行可能と言うわけだ。逆に旧環境を移行に使ったSFXケースに入れておけば、いつでも参照できる。

ここまでやれば、あとは本ケースの旧マザーボードを抜き、掃除機で積年のホコリを掃除し、ケースファンを4pin対応に交換し、電源も交換して、新マザーボードを装着してフロントパネル用アダプタを取り付ければ完了……のハズ。

大掃除もせよ!

最後の作業は結構時間がかかった。といっても、移行作業そのものはまあまあ順調で、問題は掃除のほうだ。正面パネルはたまにぬぐっていたが、バックパネルは積年のホコリがたっぷり。が、どうせ交換するし、大したことはないと覚悟を決める。

ケースの中は意外ときれいというかあまりホコリはない。ケースファンの出口はそれなりにあったが、これも掃除機で吸えば終わりだ。

バックパネルとリアケースファン。設置から一度も大掃除をしてないので、このぐらいは想定の範囲。掃除機で吸って終了

なんだ、大したことないではないかとマザーボードを交換し、フロントファンを見ると結構ホコリが見えるので、念のためフロントパネルを外したら……!!!

なんということでしょう……ちょっと写真を公開するのもはばかるようなホコリが積みあがっていた。これを全部掃除機で吸うと掃除機のゴミ捨てを即行わなければいけないので、手でとれるところは取ってゴミ袋に入れたが、さすがにン年間連続稼働しているとこうなるのかと驚くほどゴミがたまっていた(夏に「なんか冷却効率が悪いのかファンが唸るなぁ」と思っていたが、単に詰まっていたとは)。

ケース内が意外ときれいなので、フロントパネルを外すと!! 下のスリットが(比較的)きれいなのはたまに指突っ込んでぐりぐりしてホコリをとっていたからと推測
(注:このホコリはヤバイので編集部でモザイク処理。どうしても見たい方はクリックして拡大画像でどうぞ)ケース内が比較的きれいだったのはシャーシのフロント穴がホコリで詰まっていたから。これを掃除機で吸い取ると一発でバッグ交換になるので、とれるところは指でとってそのままゴミ袋に
交換終わってから、元マザーのCPUクーラーを爪楊枝でグリグリしてホコリを集めてみるとこのぐらいとれたので、ケース内にホコリが一切入ってなかったわけではなさそう

フロントパネルを外したついでにHDDベイを取り出して、HDDをねじで固定し(ついでにゴミ取りをして)、フロントファンユニットを外して(ついでにゴミ取りをして)、フロントベイユニットを外して(ついでにゴミ取りをして)フロントUSBポート&メディアリーダーを取り付けていたら、4時間を超えてしまった。逆に言うとダウンタイムは4時間ぐらいで済んだ。

とはいえ、筆者の2020年パソコン環境移行は滞りなく完了した(と原稿には書いておこう。まあ、とりあえず「すぐに仕事しろ」と言われても大丈夫になっている)。もちろんチョコチョコと対応しなければいけないところは残っているが、大した作業ではない。

最後に、今回お伝えしたかった「PC環境移行のポイント」は3つだ。

1: いきなり移行すると絶対に「あれがないこれがない」になるので新環境と旧環境を並べられる状況を作る。スペースがあれば移行作業に一カ月ぐらいかけても困らない(今回はトータルでも3週間程度だが、ダウンタイムは4-5時間といったところ。これでも編集部から問い合わせのメールが来たらどうしようとヒヤヒヤだった)

2: 移行に必要なアプリ一覧をリストアップし、さらにデータ移行の方法を調べておく。可能ならアプリやデータの断捨離も行う

3: データも全部Cドライブに入れると移行が大変なので、デスクトップの場合はデータをデータドライブに入れるように日頃から実行しているとよい

(4: 日ごろから掃除しよう)それでは皆さん、良いお年を。

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